「操体」という字には、口が3つも使われているのです。
そして操体の考えの食・息・動・想・環が上手く表されています。
食べ物を食べる口。
呼吸をする口。
想いを話す口。
木というそれぞれの環境にある体。
それらを手で操る。
ちょっとこじつけかもしれませんが、考えてみるとなかなか面白いです。
口というのはとても大事なところです。
生きるために必要な呼吸や栄養をとるためにも欠かせませんし、自己主張や自己表現をすることや、コミュニケーションをとるにも大切です。
そんな大事な口の中には歯があり、歯の役割として「噛む」ことがあります。食べ物を噛むことで、脳への刺激も高まり、唾液がたくさん出て、消化がしやすくなります。人の体は本当に良く出来ているものです。
死ぬまで自分の体を使っていくのですから、自分の体をいたわり、歯もどうぞ大事にして下さいね。
中廣かおり