東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

オーラの泉谷しげる?

3日目です、いよいよ三浦先生の事を書こうかなどと思っているのですが、三浦先生の事は当たり前に書いてもみんなが書いているので面白くないので、ちょっと変わった視点から私なりの三浦先生を書いてみようと思っております。


私が三浦先生とご縁をいただいたのは何を隠そう前日に登場いただいた、私のお師匠 畠山先生からのご紹介でした。
当時の私にとって三浦先生は本の中の人、雲の上の様な存在の方で、会うなんてとんでもなく、ましてや話しするなんて、想像すらしませんでした。
ですがその時は、何の前触れも無く、突然やって来ました・・・


畠山先生の講習が終わり帰ろうかなどと思っている時に、いきなり『福田くん、今日もう帰るだけでしょ?』って言われ、帰り時間までかなりあったので、元気よく『はい!』って答えましたら、何故か畠山先生の顔がニヤリと笑っていました・・(¬―¬) フフフ
大体に畠山先生がこのいたずらっ子のような”にやり”の笑みを浮かべる時は何らかのサプライズがある時なのです。


そして連れてこられたのがホテルオークラの喫茶店でした。しかも、こんな格好で入って良いのでしょうか?と問いたくなるような出で立ちで、緊張しながら先生の前に座ったのを覚えています。
そして開口一番、低く鋭い声で『ん!橋本先生の本は何を読んだぁ』と挨拶もそこに聞かれ、余りの緊張と馬鹿っぷりにたまげたのですが、思わず操体法治療室ですぅ』って答え、間髪入れずに『馬鹿モン!それは俺の本だろおおおぉ』って突っ込み返しをされてしまいました・・
『ひぇええ、おっかない先生だぁ』って思いながらも、目が優しく笑っていらっしゃったのが印象的でした。


その時にもう一つ印象に残っていたのが、先生の放つオーラの強さでした。何故か私は人に触れるという仕事を始めるようになってから、人のオーラを見たり色々と不思議体験をするようになりました。



その不思議ちゃん体験、第一発目が三浦先生の強烈な燃え立つ炎のオーラだったのです。TVなどであなたのオーラは何色で云々と語っている人がいますが、オーラって人によって見え方もまちまちで色としてハッキリ認識出来る人もいれば、イメージとして頭の中に浮かんでくる人もいますし、様々です。


初対面の人に会って圧倒されることや何となく近づきたくない人っていますよね、あれも人が動物として危険や何かを感じているということで、立派にオーラを感じているという事です。


そんな中でも、オーラは日々、年々、変わっていきます。
何故か私は強烈に三浦先生のオーラだけは感じてしまいます。
初対面で三浦先生にお会いした時には正に炎と言った表現、しかもポカポカなどと言う柔らかいものでは無く、紅蓮の炎と言う表現がピッタリというような感じでした。


側にいるのが苦しくなる位な程、人を近づけるのを拒む位のキツイ、情熱的で熱いオレンジの濃い色だったのを覚えています。先生と別れた時に掌にベッタリと汗をかいた位凄い熱さでした。
まぁ世の中にはすんごい人がいるモンだ、などと感動したのを覚えています。


その三浦先生のオーラに変化を感じたのは先生が手術をされてから後に初めての塾操体の時だったと思います。
講習の時は解らなかったのですが、解らない理由は夜に理解出来ました。
私はその夜、先生の講習所に泊めていただいたのですが、夜寝ていると背中に人の気配を感じました。



今迄感じた事のない恐怖や恐れとは違う存在感が背中にあったので、何が出たかなぁと、そ〜っと覗いて見てビックリしました。三浦先生の姿がそこにあったのです、但しフレームだけです。暗闇の中に人影があり、人影の周囲だけが黄金色に輝き正座しているのです。
ありゃりゃぁ・・先生又、変わられたぁ』って思わず呟いていました。
人間の意識や感覚が変化していくとオーラも変わっていきます。特に生き死にや強烈な体験をするとそれを切っ掛けに大きく変わっていく事があります。
特に黄金色のオーラって徳の高い方に多く、この時の先生はフンワリと包むような感じだったのを覚えています。この時に先生のオーラが昼に解らなかったのは周囲が昼で明るかったから、黄金色が解らないだけだったのです。


そして、3回目に先生のオーラの変化に気付いたのは、今年の3月の塾操体の翌日、私と理事の佐伯さんと三浦先生と3人でデニーズで早朝、コーヒーを飲んでいる時でした。



ニッコリと微笑む先生を見ながら、ん?と今迄とは違う感覚を感じ、す〜っと息を吸いながらよ〜く先生を見てみると又してもオーラの変化がありました。
ありゃ、今度はブルーだ・・それもとっても深いブルー』ちょっと白味がかった様な凄みのあるブルーでした。
マニアックな感じで言いますと、出会った頃の三浦先生を刀で言うと、同田貫子連れ狼の拝一刀で有名な?)の様な豪快な切れ味の刀であり、何でもぶった切りまっせ!的な力強さを感じ、今の三浦先生はどっちかと言うと妖刀と言われた村正の様な川の真ん中に刀を刺して置くと大木やら木の葉やら何でも、物の方から吸い込まれるように流れてきて流れるものを全て音も無く“ス〜ッ”と切っていく、そんなイメージに変わられたのを感じました。


洗練された凄みと言いましょうか、余分なものが削ぎ落ちて、必要なものが必要なだけ存在する感じといいますか・・
でも冷たい感じではなく、優しい深みと言いますか、深海の色、ディープ・ブルーですかねぇ。


何だか心地よいのです、ただただ“じ〜っと”側に居たい感じで、側に居るだけで癒されるといいますか、兎に角心地よいのです。
最初に先生とオークラで会った時とは正反対の全てのものを引き込むといいますか、心地よい懐に抱かれているのを強く感じるのです。先生って会う度に変化して行かれるので、こんなに変わる方も珍しいと言いますか、余り出会った事がありません・・・


これも現在進行形なので、これからも変わっていくと思いますし、こういう類の話を信じない方にとっては白い目で見られるので、公にはしませんが私の中の一人の楽しみとして、これからも密かに驚き過ごして行きたいと思っております。


因みに今回のフォーラムの時に感じた三浦先生は又、変化していました・・・


PS.今後、私のオーラはぁ何色ですかぁ・・などと私に聞かないようにして下さい・・そっとしてやって下さい。。。



福田 勇治