こんばんは、小代田です。
今日も一日お疲れ様でした。
さてブログも残す所あと2日になりました。過ぎてみると早いものです。
あと2日、まだまだお話したこともあるのですが、今日は「操体という大きな器」というテーマで進めて行き
たいと思います。どうぞよろしくお願いします。
私は操体を学びながら鍼灸師、そしてあん摩指圧マッサージ師として働いています。操体とこれらの
治療法が結びつかない方も多くいらっしゃると思います。私もそうでした、操体は操体、マッサージはマッサージ。
しかし最近計らずしてマッサージなどの手技療法を操体の学びを通して見直し深めることになりました。
操体を学び、自分のからだにそれが染み込んできた頃、マッサージなどを行う自分に変化を感じ始めました。
するとそれに比例するかのように、受ける患者さんの感覚も、またその効果も変わってきたのです。
充実感が生まれ、目的としたからだへの効果が見られるようになってきました。
操体で学んだものがマッサージなどの手技療法に生かされ、それによりさまざまな新しい気づきが生まれるように
なりました。そしてそれがまた操体の学びにフィードバックされ、別々の学びが大きな一つの学びのサイクルとして
つながり初めました。
すると自分の行っていたマッサージという「物」に命が吹き込まれ「生きてきた」のです。
重心安定の法則、そして重心移動の法則。
からだとの向き合い方や呼吸の通し方、皮膚への触れ方など、操体で学んだ一つ一つが自分のやっている
事を見直す指針となり、多くの気付きを与えてくれました。
息食動想という生き方の法則が、操体で学んださまざまな教えが、わたしを育て、それをどう生かしていったら
良いのかと考えさせてくれます。
そして何よりいのちを生かしてくれる気がしています。
その気づきは今自分がしている仕事へのプロ意識を思い起こさせてくれ、操体というものへの思い、学びへの
思いをより深く大きなものにしてくれました。
以前講習会の中で三浦先生が「操体はすべてを生かす大きな器だ」と話して下さったことがありました。
わたしの中で少しずつ時を越え、それぞれの縛りを越え、学びがつながり始めています。
操体はスポーツはもとより治療家それぞれの治療をより生かすことができ、介護や医療の現場など、すべての道を
生かし、質を高めることが出来るものだと思っています。
多くの方が操体に触れ、それぞれの学びを得てくれたらと願っています。
そして最後に、治療家を目指している学生さんへ。是非折に触れ操体に触れてみて欲しいと思っています。
きっとこれからの学びを深めるヒントがそこにあると思います。操体は「全てを生かす大きな器」なのですから。
そうそう、昨日のブログでお話した「マッサージを上手くさせたあるヒント」ですが、ただ一つ「小指を利かせる」という
ことを皆さんにお伝えしただけです。
それだけですが、素敵な魔法が見られましたよ。
では皆さんの素敵な野次馬ぶりを楽しみに!今日はおやすみなさい。