東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

人は産まれながらに愛を知っている!

今日から1週間書かせて頂く三浦寛幸です。

今回のテーマ「愛と性(Sex)」を書くことで色々な気付きを得られました。その気付きの1つは今までの自分の人生はたくさんの愛を与えられ育ってきたことです。そういった気付き、思いを出来るだけ自分の言葉で書いていきたいと思います。
宜しくお願い致します!

振り返ると私は小、中、高とあまり異性からモテた記憶がない(笑)

それは中学校が男子校だったという事もあるが昔の私は女の子を見ただけで顔が赤くなってしまう程シャイだった為
女性を過剰に意識してしまう分、全く話をする事が出来なかった事がその原因の一つだろう。
 
そんなわたしにも小学生の時にバレンタインという青春時代の男性には1年に1度の「大イベント」の日に女の子からチョコを貰った記憶がある。毎年、友達が貰っているのを端から見ているだけの私からすれば天にも昇るような気分でした(笑)

しかし今になって考えてみると「何故、私にバレンタインにチョコをくれたのか?」と疑問に思う。まともに話をしたこともなければ、たいして私の事も知らない娘だった。

親と子。カップル。これらの間柄ならお互い、常日頃の感謝の意味を込めてプレゼントを贈ることはとても素晴らしい文化だが、まだ幼い子供が異性にプレゼントを贈るのには「気になるから」とかでは片付けられない何かがあると思う。

確かに小学生は高校生のように「好きです!付き合って下さい!」というわけにはいかないだろう。まだ「愛」の意味も「Sex」という言葉も知らない子供が異性を意識し、プレゼントという1種の「愛」の形をあげるのか?それを考えていくと子供は産まれながら無意識に「愛」を知っているのだと思える。

ここで動物のメスがオスを選ぶ基準を調べてみた。その基準は「容姿」か「競争力」である。

これらを人間に置き換えてみると「容姿」はそのままでハンサムかそうでないか、「競争力」とは喧嘩の強さ、大人では「お金」である。もちろん、人間の女性は異性を選ぶ基準はこれだけではないと思うが幼い女の子は本能的で素直なので自然な感覚で選ぶのでこれが当てはまると思う。

思い出してみると小学生、中学生の時にもモテるのは喧嘩が強い、ハンサムか運動が出来る人だった。そう考えると男がカッコつけたり不良になったりするのはとても自然であり、反抗期がくるのも当然である。このように考えていくと子供の頃の恋愛はとても動物的であり、誰に教わったわけでもないのに女性を振り向かせる術を知っているのは凄い事である。

大人になると社会を知る事で少し複雑になりますが人は本能的に自然の法則を知っているのだと思います。

最後に余談ですが動物の「性」についてあれこれ調べていくうちに面白い事が載っていたので書いておきます。

Hawaiian Sword Cricketsというコオロギの仲間にオスの分泌する粘液から作られたプレゼントを交尾前に食べさせたところ食べたメスは食べなかったメスの1.5倍多くの精子を受け取ったという実験結果があったみたいです。

こういう観点からも人は産まれながらにプレゼントをする事で相手を喜ばせるという「自然の法則」を無意識に知っているのだと思います。

三浦寛