「操体は自力自療である」
「治す事まで関与するな」
オーケストラも、本来は自律的な集団です。うまく演奏できている時は、指揮者など余計なお世話なのです。
しかし、難曲や込み入ったパッセージとなると、交通整理をしたり、全体を見渡して役割を明らかにしたりする人が必要となります。仕分けしたり、まとめたりする存在です。
からだの設計にミスは無く、本来は自分で治せる力を持っているはずのからだなのですが、大きく不健康に傾斜してしまっている状態では、この力を十分発揮出来ないのです。
そこで、「能」で言うところの「シテ」に対する「ワキ」としての指揮者が必要となるのです。
山野真二
■Sotai Forum in Madridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催致します。三浦寛他
■2011年秋季東京操体フォーラムは11月6日(日)、東京千駄ヶ谷津田ホールにて開催予定です。