東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

自分の本質度

毎日の日々が学びの場である。日々毎日が人生の本業、
日々一貫したテーマをもって、学び続けている。

すると、自分自身の本質度に変化がみえる。
一年の積み重ねによって、どれほど変化を見せるのであろう。

その変化の中で、朝露にぬれたハスの葉から、
一滴の水滴が水面におどりこぼれるように、
突然、唐突に、一度に、すべてがつながって、
わかりかけてくることがある。

わかりかけてくることを、日々毎日くり返す。

コツ、コツと、
赤ん坊のハイハイのように。
腹歩行する言葉にならぬ声を発して、
そして六ヶ月、一年、ハスの水玉に朝光がこぼれ、
ポチャンと水面におつる。
水面は輪を描く。
そして広がっていく。
また気づきが生まれ、
一つ一つがつながり、真理の証に近づいていく
そうしたプロセスを愉しみながら、
日々の無意識の習慣として
くりかえし、くりかえし
練って磨いていく。
88歳になる寿司職人の名人が
「この年になっても頂上がみえない」と言った。
本物である。

自分の本質度が変わる・・・
それは、自分自身でもわかる。
周りをみる。周りも変化する。
どのような変化かと言えば、例えばメンバーが替わるとか
相手自身が変わる。

相手を変えようとする手間暇を考えれば、
自分自身の本質度を少しでも向上していく方が
建設的である。
これは自己責任である。

自身が真実に近づくことである。