先月末、NHKスペシャルにてメキシコにあるピラミッドに関する
かなり最先端の発掘研究調査の内容を紹介する番組が放映されていました。
「謎の古代ピラミッド〜発掘・メキシコ地下トンネル」
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/1026/index.html#hosogo
昔から「遺跡」や「考古学」と聞くと
どうも好奇心のスイッチが入ってしまう性分で
この日もまんまと最後まで見入ってしまいました。
その中で
古代人からの「エール」を受け取ったような
そして「嬉しく」なってしまうような
研究内容が紹介されていました。
(愛知県立大学大学院 国際文化研究科
特任教授 杉山三郎教授が出演されていました。
これからの人類にとって財産となるような
研究をされている方だと感じます)
どうやらメキシコのピラミッドは
単なる「権威の象徴」ではなかったようなのです。
その証拠のひとつに
とあるピラミッドの真西に夕日が沈む日が
年に2回だけあって
その「特別な日」がちょうど
「雨季」のはじまりと
「乾季」のはじまり
その日と重なっているというのです。
つまりピラミッドは
古代人にとって「暦」そのものであったという説です。
この時代の人は「ピラミッド」を通して
自然界からの情報を正確に受け取り
それを自身の作物栽培に生かしながら
生活していたんですね。
これは
「自然法則の応用貢献」
そのものではないだろうかと私は感じました。
古代人は自然の中にある法則性を発見し
それをピラミッドという「見えるカタチ」にして
そこに住む人々の営みに生かしてきた。
何だか時を越えて
自然法則を学んでいる「同志」の存在を
感じるようです。
もうひとつ発掘がすすんでわかってきたのは
このメキシコの「ピラミッド」。
最初はもっともっと小さい規模で
暦を伝える建造物だったようです。
それが数回の「増築」を経て
私たちのよく知っているあの大きさになった。
それが今の見解では
「300年」という年月を通して
「7回」増築されたのではないかというのです。
そういう意味では、このピラミッドは
300年かけて育まれた
自然法則の応用貢献の
「結晶」のようなものだったのだと感じます。
そしてそれは文字通り
「結晶」のように色褪せることなく
1000年以上経った
現代に生きる私たちも
こうして目にすることができる事実。
これはスゴい!
と感動してしまったのです。
ここで、
若干こじつけっぽくもありますが(汗)
このピラミッドの「増改築」も
見方を変えれば
自然法則を学び、
その学びに「手入れ」を続けている
ようなものだったのでは
ないかと思うのです。
「土台」からしっかりと
「真理」に根付いた学びを続けなさい
世代を越えてもいい
何百年かかろうが、いいではないですか
その分
数千年後の人にもしっかりと伝わる様な
「学問」にしていきなさい
古代人からそんなエールが送られているような
気がしてきませんか?
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今回は11月22日(土)23日(日)の二日間開催いたします。
メインテーマは「操体進化論」。
特に、22日は場所の都合上、人数が限られておりますので
ご参加希望の場合はお早めにお申し込み下さい。
詳細は以下、「東京操体フォーラムHP」をご確認ください。
http://www.tokyo-sotai.com/?p=813