おはようございます。今週から一週間よろしくお願い致します。
今回のテーマは「ゆがみ」。
ゆがみと聞くと大抵の人はイメージとして何か悪いもの、あってはならないもの、正しくしていかなければならないもの、あってはならないというイメージがあるように思える。
臨床家も「歪み」に対し、改善しなければならない、あってはならない天敵のようなものとして捉えている人がほとんどである。
実際に私達、操体の臨床家も「症状・疾患を持った患者は必ずボディーに歪みがある」と創始者である橋本先生のコトバからボディーの歪みを正すことを目的にした臨床の問い掛けを行っているのだが、果たして体が示してくれる歪みとは悪いものなのか、本当に全て改善すべきものなのかと疑問に思う。
歪みとは程度の差があれ、生命体には必ず存在しているものであり、一生涯お付き合いしていかなければならないものである。どんな健康体の人であれ、カラダに歪みのない人はまずいない。
それはカラダだけでなく、心という目には見えないものにも同様に存在し、その目に見えるものと見えないもののバランスを計っているものの結果の一つが歪みのように思える。
そういった一生お付き合いをしていくものを悪い物として捉えるのは少しナンセンスのような気がしてならない。
カラダの歪みにしても、心の歪みにしても、歪みが存在しているからこそ「生かされている」有難さを実感出来るのではないだろうか?
それを踏まえ、私の「ゆがみ」に対する捉え方はカラダと心の声、またはメッセージという有難いものとして捉えている。
その声を聞くことでもっと「自分自身と向き合いなさい」と言われている気がする。
おしらせ
2015年冬季東京操体フォーラム 速報です。
12月5日(土)6日(日)二日間開催決定