最終日になりました。
「アプローチ」と「メッセージ」というのは、
「からださん、どうですか?皮膚を介して教えて」というこちらからのアクションに、からだが
「ハイ、きもちいいですよ~」と、答えを返してくれることなのではないでしょうか。
そういえば、鍼灸師が鍼を打つ時ですが、中には「皮膚」が「いや~!」と固くなって、鍼を受け入れないこともあるのだそうです。
病院で採血する際も「血管が細くてなかなか針が刺さらない」ということも聞きます。
これは、受け手の「からだ」のメッセージなのでしょう。
以前、ある人の採血に立ち合ったことがあります。
若手の看護師さんが、なかなか採血できずに、困っていました。
しばらく困った後、若手の看護師さんは、超ベテランっぽい看護師さんにヘルプを求めました。
ベテラン看護師さんは「どれどれ」(ホイホイ、みたいな??)という感じでベッドサイドにやってきて、「あれ?」という、一瞬の間に採血を終えたのでした。
血を採られた人も「あの看護師さんが女神に見えた」と言っていました。
これはキャリアの差もあるのでしょうが、
ベテラン看護師さんは「からだと瞬時に仲良くする方法」を知っていたのでしょう。つまり、メッセージを受けとっていたのでしょう。
一週間ありがとうございました。
明日からは三浦寛先生です。
畠山裕美
2017年4月29日(土)2017年春季東京操体フォーラム開催。
テーマは「操体新旧臨床譚~よみがえる橋本敬三&最新症例集」です