東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

心の振動⑥

(続きです)

 

脳外科医の先生の語りは続きます。

 

 

脳実質を切っていく行為は、なんと表現したらいいのか、

よくわからないんです。

 

だけど、大変特別な、そして不思議なプロセスなのです。

 

うまく、表現できない。

人の脳を、ザクザク、切っていく感覚。

 

その行為が、

その人の、

患者さんの「心」というか、

「意識」というか、

高次脳機能を切り込んでいるような気に、

どうしても、囚(とらわ)れるからです。

 

当然、あくまでそう、感じるだけでしょう。

 

わかってもらえるか、わからないけど。

 

うまく説明できているか、わからないけど。

 

自分が切っている、

豆腐のような目の前の脳実質組織と、

その向こうにいる患者と、話をして、

脳機能を、その場で、自ら、確認していること。

 

このことに相関性があるとは、

アタマでの理解はあれど、正直、そう思えないわけです。

 

 

このような体感語で、

「心」の振動で、語ってくれたのです。

 

                      (続く)