二泊三日の坐禅合宿の際、私は特殊?な呼吸を試していました。
それは「エレベーターの呼吸」というヤツ。
ネドじゅんさんの「右脳さん」が教えてくれたんだそうです。
深呼吸とともに、おなかのなかにエレベーターの丸い床が上下することをイメージします。床はイメージでできていて、透明でも光の床でも、ふつうの金属質の床でもなんでもオッケーです。自然に思い浮かぶもので行ってください。
エレベーターの床はペットボトルのフタほどで、鼻から息を吸う。
エレベーターの床が下がります。腹腔にそって大きくなっていきます。
口から息を吐くと、エレベーターの床が上がります。
吸ったり吐いたりするのはからだにききわけて、でいいそうです。
エレベーターの床をリアルにイメージして、おなかの内側の壁を、エレベーターの床が撫でるように。
これは、意識の焦点をお腹に下ろし、おなかを意識するための呼吸です。自律神経を意識で刺激します。
円盤のフチが体内(私は脊柱と神経をゴリゴリする感じにしている)に触れるように。
ちなみに、これを坐禅会の最中にずっとやっていたんですが、これがきもちいいのです。
電車の中とか、ふとんの中とか。
電車の中は特に集中できます。
悟る、というのは、神経回路が「右脳」に切り替わり「今、ここ」というスタンスに至ることらしいです。
悟ったお坊さんというのは、多分坐りながら神経回路が右脳に切り替わり、その後、左脳(お経の勉強や教義の学びや、修行のスケジュールとか)を自由に呼び出すことができたのでは??
悟った、というのは、右脳の神経回路をメインにして、左脳の回路も自由に呼び出せる、ということなんですね。多分。
考えて考えて考えまくって悟るのではないんですね。
2024年秋季東京操体フォーラムは11月23日、ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。