東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

新しいことをやると大抵叩かれる。

昨年はなかなか映画を観るチャンスがなかったのだが、今年は映画をしっかり観ている。

 

・名もなき者

・国宝

・サンダーボルツ

・ババンババンバンバンパイア

・バレリーナ

・鬼滅の刃(後述)

 

などを見たが「国宝」は別格(原作もよかった)として、映画館で2回観たのは「名もなき者」である。

 

www.20thcenturystudios.jp

 

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式

 

 

 

映画自体はデジタル配信で、監督の説明入り特別版を買った。サントラもヘビロテで聴いている。

 

「裏切りの夏」とは、フォークフェスでディランがエレキで演奏し、フォークの民から「裏切られた」と言われたことに由来している(と思う)。

 

勿論、ティモシー・シャラメがいいのは当たり前なのだが、私が「へへええ」と思ったのは「新しいことをやると叩かれる」というのは不変の事実なのだということだ。

 

ボブ・ディランはフォークギター一本抱えてNYにやって来た。

そしてフォークシンガーとして売り出して、売れた。

その後、ニューポート・フォーク・フェスティバルに「エレキ」を抱えて登場すると、それまでの「フォークソング」のファンは「ディランが裏切った」とブーイングした。

 

フォークの民にとっては、電気楽器は許せないものだったのだ。

ただ、ディランは新しいものを取り入れ、枠に囚われない。ただ、女子から見ると何を考えているのかよくわからないので不安になる(なので振られる)。

 

ちなみに、ノーベル賞をもらうような人だけど、人としてどうよ?な点もかなりある。

 

恩人を裏切る(フォークフェスで止められてもエレキを弾く)
フェスに元カノを誘って今カノと歌うところを見せる
意中ではない女性に迫られて冷たく断る
二股かける

などなど(笑)

 

私自身、ボブ・ディランについては多少の偏見があった。

というのは、昔付き合っていた人が、フォーク好きで(当時の私は、フォークギターはダサくて暗いものだと思っていたし、その人がフォークギターでいわゆる四畳半フォークとか弾いて歌うのを聞くのはかなり苦痛だった)そう言う人にとって、ボブ・ディランはフォークの神様だったのだ。

というか「いわゆるフォークソングな人」がなんだかイヤだったので何だか敬遠していたところもある。

 

一方、私が敬愛するKISSのポール・スタンレイは ”Like a Rolling Stone"が好きだと言っている。この曲は、バリバリのロックである。この映画でも、ディランがロックに移行するといシーンで効果的に使われている。

 

ディランの「ローリング・サンダー・レビュー」という映画がある。

これはロックになってからのディランのツアーを映画化したものだが、ステージ上で、ディランは白塗りに黒いアイライン、花飾りのついた帽子を被って登場するが、なんと、当時のバンドメンバーの女性が付き合っていたのが、KISSのジーン・シモンズで、ディランはまだ無名だったKISSを見に行って、白塗りを思いついたらしい。

というか、ボブ・ディランの映画にいきなりKISSが登場して腰を抜かした私であった。

私にとってディランとは「ロックの人」となった。

 

 

 

ボブ・ディランはゴリゴリフォークの民から裏切り者と言われつつも、ロックの世界の扉を開いたんである。

 

新しいことをやる大抵叩かれる。

 

 

2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。

テーマは「解禁・新重心理論」です。おたのしみに。