東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ヴィジュアライズ(視覚化) 念ずれば・・・

「Visualize」(視覚化)というのは、私が愛してやまない英国産のロックバンド、DEF LEPPARDのDVDのタイトルである。10月末に久しぶりの来日公演がある。同じく英国産バンド、Whitesnakeとダブル・ヘッドライナーだ。今から楽しみなのだ。


それはさておき、私が最初に「瞑想」というものに興味を持ったのは14、5歳の頃だと思う。


12歳の時に内藤景代先生の『こんにちわ 私のヨガ』この本を読んで、からだと心という問題に興味を持った。考えてみればこれが『この道』に入るきっかけだったと思っている。この本には、橋本敬三先生と交流のあった、沖正弘師が推薦の言葉を書かれている。


新版 こんにちわ私のヨガ―美しく変身する107の秘密 (Yoga and meditation)


その後、景代先生は、『冥想(瞑想) こころを旅する本』を上梓された。この本が私の瞑想体験の入り口となった。ステップを踏んで進めるようになっている。
新版 冥想―こころを旅する本 (Yoga and meditation)
ヨガと冥想―入門から神秘体験へ


景代先生は最近、例の『あたまが真っ白!』が出て来る『ハッピー体質をつくる 3分間瞑想』も出版されている。


これによると、禅も実は「無念無想」となるヨガ瞑想の一つだったらしい。つまりイメージを消去して悟る(禅的な『覚悟』)。しかし、『覚悟してもって言われてもなぁ』(笑)ということで1000年前程から盛んになったのが、イメージをありありと見て、願望成就する方法なのだそうだ。


というわけで、中学生だった私が最初に練習したのは、あるモノを見て、目を閉じてもその物体がありありと見えるようにする、ということだった。その前に折り紙を買ってきて、「色」を見る練習をした。そうすると、夢が鮮やかになってくる。夢でなくても目を閉じると、それまで見ていたものが脳裏に浮かぶようになる。この、頭の中でヴィジュアライズするという練習はそれから後、とても役に立った。その後、外気功の先生にスカウトされて、しばらく修業したが、この時も役に立った(ちなみに、気功治療はやっていません)。


というわけで「念ずれば・」


私は自分が『コレは叶えたい』と、真剣に本気で思ったことは結構叶えている。やはり言葉とイメージなのではないかと思う。


★猫と出会う
私は猫が好きなのだが、それまで実際に猫と一緒に暮らしたことがなかった。しかし、頭の中には私の望みなのか、それとも向こうから来たのか、黒くて、目が緑で優美な黒猫がいつも浮かんでいた。十五年かそれ以上の長い間である。
何やらいつも漠然としていたのだが、絶対この猫と出会うだろうということは何故か分かってていた。ある日、猫もいないのに猫缶をもらうことになる。普段なら『猫、いませんから結構です』というはずなのだが、その日は何故かもらって帰った。その夜に出会ったのが、黒くて目が緑で美しい猫、私のねこなのだ。これも不思議だが、会ったその時からお互い知っていたような感じだった。


★会いたいヒトに会う
結構な確率で会うことができている。誰とは詳細は書かないが(笑)そういえば、ある御方のはからいで、オーラの泉の紫の君に、『アナタは人様を癒すお仕事をされているのね』という言葉をかけていただいた事もある(今から8年位前)。
オーラの素顔 美輪明宏のいきかた


★本の出版
開業して何年か経った。私の夢は操体の本を書くことだった。いきなり無謀かもしれないが、本を出す、と決めた。そうしているうちに、ある出版社からコンタクトがあった。おそらく操体関係でホームページを最初に立ち上げたのは私のところだと思うが、通常の接骨院や治療院などのように、その店舗の宣伝をしているのではなく、操体に関する情報をしっかり掲載していたこともあり、『操体に関する本を書いて頂きたい』というオファーをいただくことになった。企画立ち上げから約1年ちょっとかけて、1999年12月(丁度、全国操体バランス運動研究会東京大会の直後)に出版したのが『ふわ、くにゃ、すとん、操体法』である。今読み直すと、間違いや勘違いもあるので鵜呑みにしないで私のサイトを見てチェックしていただきたい。
なお、改訂版を出したいとは思っている。が、これはまだ私の頭の中で本気モードではないのか、そういう話はまだ出てこない。
あったら勿論やりますので、宜しくお願い致します。


★本の出版2
私の第一作の「筆者紹介」を見ると、『操体法治療室』を読んで操体を志す。と書かれている。実はこの頃から『いつかこの先生方と共著で操体の本を書きたい』という野望?があった。
これは2006年に叶うことになった。(『操体法 生かされし救いの生命観』 たにぐち書店 三浦寛、今昭宏、畠山裕美共著)勿論水面下で努力したのは言うまでもない。そろそろ次作を考えようと思っている(企画は既にありありとイメージしている)。
操体法 生かされし救いの生命観


★その他:ヴィジュアライズ(視覚化)
三浦先生の講習のアシスタントをさせていただいているが、受講生によく言うのが『(三浦)先生が模範実技をしている時は見てなさい』ということだ。最近でこそ三浦先生は受講生にさほど厳しく注意されないが、私の時代は実技中にノートを取ったりしていると『見てろ』と叱られたものだった。先生が模範実技をしている時、一緒になって真似をしていることがあるが、初心者は絶対やめたほうがいい。初心者なのだから、最初は見るべきなのだ。見て、それが頭の中でヴィジュアライズできる位、頭の中でありありと浮かぶように。一緒になって手足を動かしているのは、一見真面目に勉強しているように見えるが、実は手足を動かしているので、注意が散漫になり、頭に入っていないのである。ある程度上級者になり(例えばバンドならいきなりジャムセッションができる位の実力なら)模範実技を一緒にやり、そのリズムをつかむのならいい練習になる。


私の場合、慣れているので?先生の模範演技を見て、目を開けながら、頭の中でヴィジュアライズする。その後、目を閉じなくても先程見た映像が見えるので、自分がやってみる時は、それを無意識の
うちに再現しているのだと思う。


『自分の頭の中でイメージできないことは、できない』のだ。不安だったら今日からでもいい。ちょっとづつ練習するのだ。


といいつつ、私がこれできるのは操体と、あとは自分が興味あること位しかない。自分がそれほど興味がないものは殆ど沈没だ(笑)



畠山裕美



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