東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

チャリティーイベント

ラジオから聞える声が僕の中に入ってくる、僕自身が歌声の中に入ってゆく
そんな不思議な感覚を、味わいながら、こんな事を思っていた。
調度5月の31日に格闘技のチャリティーイベントを行なう。
亡くなったアンディフグ 大切な友人
白血病で亡くなった、アンディは亡くなる前に、こんな事を言った。
自分が白血病なのに、こんな事を言った。
自分がきちんと全快して、同じ病気で苦しんでる人たちに、勇気を与えたい。
凄い漢(おとこ)と僕は一緒の時間を過ごしてきた。
僕はアンディから沢山の大切なものを頂いた。
人をやっつける格闘技をやりながら、僕は人との接し方。
優しさを一緒に過ごしながら教えてもらった。
車椅子の人にアンディが凄く優しい目で、優しく接した時間。
僕はいまでも、そこにいるように思い出せる。
凄く素敵な時間を、僕は一緒に過ごさせて貰った。
だから、僕はアンディの事を思ってる時間がいまでもある。
僕には何も出来ないけど、闘う事でも何でも敵わないけど。
僕が出来る事を、何となくだけどやってる。
その中に格闘技のチャリティーイベントがある。
みんなが集まって、ひとつになって何かをする。
そこにあるのは闘うという事。
格闘技は強さだけじゃ、何かが足りない。
それが何なのか、僕にははっきりとはまだ分からない。
アンディに教えてもらった事は、まだ僕にはきちんと学びきれてない。
だから僕はチャリティーイベントをやる。
アンディを感じて何かをやり続ける。
チャリティイベントだから、選手はノーギャラで試合をする。
それを見に来てくれた人たちの、買ってくれたチケット代は全額骨髄バンクに寄付をする。
ゴールドジムの協力で会場はただで使用させて頂く。
そしてスタッフもジムのスタッフがやってくれる。
相手をやっつける格闘技の試合は、その日チャリティーの為にのみ存在する。
そんな事を思いながら僕は、チャリティーでこの歌を流したら面白いかな。
そんな事を考えていた。
そんな事を考えているうちに、歌が終った。
用意してあったように、こんな言葉がラジオから聞えてきた。
この歌はこの言葉を必要としている人に、自ら歩いてゆくような曲
だから僕は呼ばれたらどこにでも行って歌います。
僕は次の日に連絡を取った。
用意してあったのだから、それが当たり前のようにライブが決まった。
格闘技のチャリティーイベントでラジオから聞えた歌が流れる事が決まった。

平 直行