東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「からだの中心で愛を叫ぶ2」

前回に引き続き、『オ・オポノポノ』を操体法的に味わうのコーナーを

続けていかせて頂きます。

『オ・オポノポノ』の過去の記憶のクリーニング法である。

「ありがとう」

「ごめんなさい」

「許してください」

「愛しています」

の4つの言葉をからだで表現して感覚をききわけてみましょう。

(この結果はあくまでも私個人の感覚のききわけによるものです。)

体位はより大きく表現出来るように立位で行います。

足は肩幅か腰幅に開いて、つま先を平行に立ちます。

ゆったりと腰と背中を伸ばして、目は前方の一点を見つめます。

膝は伸びないように、軽く力を抜き軽度屈曲位。

呼吸は自然呼吸で行いましょう。

万が一、痛みや不快な感じがあれば止めましょう。

無ければ、よくからだにききわけて

気持ちの良さがあれば、もっとも気持ちよく感じられるように

気持ちの良さに委ねて全身で気持ちの良さを表現します。

快感の極まりでその気持ちの良さを十分に味わって、

脱力の仕方は、気持ちの良さが消えた後の

からだの要求に従ってください。

ではまず「ありがとう」からレッツ、動診!

からだの中心腰であ・り・が・と・うの文字をなぞっていきます。

あの横棒をなぞり始め、次の縦棒に差し掛かったところで

腰の当たりに筋肉がストレッチされるような感覚がついて来ました。

もう少し全身で表現してみると、下部胸椎辺りからすーっと脊柱に沿って

良い感じがします。

両手は回外位で大空に向かって手を伸ばしているような姿勢になりました。

両の肩甲骨から首筋にかけてもあたたかな感じがしてとても気持ちが良い。

この間もありがとうという言葉をイメージし続けておくようにしながら

この位置でしばらく気持ち良さに委ねてみました。

しばらく味わって脱力です。

回数の要求をききわけてみましたが、無かったので次ぎに移ります。


写真1、ありがとう


では続いては「ごめんなさい」でレッツ、動診!

今度は目線を用いて、ご・め・ん・な・さ・いをからだで表現してみる。

今回は、「ご」の横棒が続くので、からだが波打つような動きから

始まり「め」の丸みを腰で表現する辺りから

仙骨周囲に感覚がついてくる。

仙骨の気持ち良さに委ねて、さらに全身で表現すると

右手は外旋位に、左手は内旋位に

左体側が伸びて、右体側は縮む右側屈の連動性を示した。

しかし、言葉のイメージがある為か

快感度の質はそれ程高くないように思われた。


写真2、ごめんなさい

と言う訳で次の「許してください」に移るのですが

あとは皆さん各自でやってみてください。

結構面白いききわけができると思いますよ。

では、また明日お会いしましょう。