東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

コスモス。


昨日のテレビのニュースでは、隣の県の埼玉県の鴻巣市では、今がコスモスの見ごろを迎えているとのことでしたが、私が住んでいる地域では9月末から10月はじめに見ごろを迎えるところが多いです。
これも10月のはじめにに撮った写真なのですが、車で20分ぐらい行ったところに、希望の丘という小高い丘があり、秋の桜コスモスが、たくさん咲いていました。
 



コスモスの原産地はメキシコの高原地帯で、18世紀の末にスペイン、マドリード
植物園に送られた際にコスモスと名付けられたそうです。
また、コスモスはギリシャ語で秩序、飾り、美しいを意味する「kosmos」
「cosmos」に由来し、星が並んで輝く宇宙や秩序ある調和のとれた宇宙を指す
「cosmos」同様に、整然と並んで咲く花をコスモスと呼んだといわれています。
 
自分的には雰囲気でなにか可憐な感じを受け、そのなにか優しい気持ちにさせてくれるような感じが好きで、その感じを味わうだけだったのですが、あらためて花そのものをまじまじと良く見てみると、名前をつけた人がそう感じたのもわかるような気がしてきます。
花びらは8枚で十字をかさねた様に上と下、右横と左横、右斜め上と左斜め下、左斜め上と右斜め下、と規則正しく並んでいます。



メキシコからスペインにコスモスを送る際、当時は船で運んでいて、方位を知る羅針盤や、天体の位置測定から現在位置の緯度を測定する八分儀が必需品だったでしょうから、船に乗る人にとって天体を観測し、親しむことは必然的なことであり、そんな中でコスモスの花を見て、羅針盤のように整然と花が咲いているとか、八分儀のように円の中で花びらが8等分されている様から、必然的に関わっている、星が並んで輝く宇宙を想像したのかな? とか思いました。
また上下の花びらの輪郭をなぞっていくと数字の8になります。
右横と左横の花びらの輪郭をなぞっていくと無限大の記号∞になります。
極限安定率である8と無限大の記号∞の記号が十字にかさなったらどういう意味になるのだろうか?
更にもう一つ8と∞が重なったものがかさなり、この2つの十字が一つの丸い花になっていると考えれば、なにか秩序ある調和のとれた宇宙とつながってくるかな? とも思いました。
色々想像してみると面白いです。


まぁ なにはともあれ、このポワ〜ンとした感じがなんとも良い。
なにか生活のなかでの諸々がスッポリ抜け落ちて、素のままでいる自分に気がつく。
ありがたい。


友松誠