東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

頭痛・肩・首との対話 2


前日から、自分の最近の姿勢や行動を考察してみた。
本当に普段から考えずに「楽」な姿勢だけをとっていたのだなと。
パソコンに向かう姿勢もレイアウト変更してからとても窮屈なものであった、目線はかなり鋭角に下に向き肩は上がった状態だった、最初は気にもせずにいたのだが・・・結果的には結構な代償となってしまった。

さて、今日は昨日にくらべ、頸椎の感覚もおぼろげだがはっきりしてきた。
からだに聞き分ける。
ゆっくりと仰向けになり呼吸を通す。今日は呼気にも吸気にも意識をとおしてみた。呼気を通したときに頭に少し重い感覚が残る。そこで吸気は自然にし、呼気は背骨を通りお臍から吐き出す様にしてみた。すると頭に残る感覚は心地よいものに変化した。その呼吸のまま膝の傾倒をおこなった。(今日は全身形態の連動が自然だ)その一連の連動に快適感覚を聞き分けた。頸椎の左側から右肩胛骨の際を通り右背筋に向かってす〜と一筋の暖かい水が通る様な感覚だ。
その感覚はやがて右足の内側を通り右の内踝へ、そこから親指をとおり抜けていく。
いつの間にか眠っていた。自分の寝息で気がついた。
落ち着いた後に立ち上がり、ゆっくりと目線から首を傾倒させてみると先日まであった首のブロックが消えた。まだ頭痛は完全には消えないが少し「ホッ」とした。
しかしながら本当になにもからだに気を配らずに使うという事は恐ろしいですね。もう少しからだ想いにならないといけません。
そもそも頭痛(偏頭痛)とのつきあいは長い。もう十年以上かな。
でも徐々にその痛みに慣れてしまった。だから普段はその痛さが当たり前のものとなっていた。原因としてなにがあるだろう、食事・姿勢・考え方(ストレス)・・・うむ、操体で学んだ四つの支柱のうち3つも・・・これが素直でなかったことは言うまでもないですね。


西田尚史