京都に初めて住んだのは20歳の時だ。
この時京町家の存在を知り、いつかは住んでみたいなと思っていた。
それから時が経ち、手技療法の世界に入り操体を学び始めた頃、京都で開業するなら京町家でやりたいなとよく口にしていた。
操体・操体法の創始者である橋本敬三先生は「言葉は運命のハンドル」という言葉を残されている。
どうやらそれは本当のようで、先月15日に京都市東山区六波羅密寺の向かいの京町家に入居し、開業準備を経て今月16日に開業に漕ぎ着く事ができた。
屋号は「操体法研究所 松濤院」。
昨年三浦寛先生につけていただいた。
かくして一つ念願が叶ったわけなのであるが、大事なのはこれから先なのである。
自分はこれからここでどうしていきたいのか、どういう臨床家になっていきたいのかという事を日々問いかけ、イメージし、言葉にし、それを現実のものとして写し出して行けるよう精進していかなければいけない。
それは自分が口にした言葉が、自分自身をプロデュースしていくという事である。
私はそうやって明治・大正生まれの京町家「松濤院」に操体の魂を注いでいきたいと思っている。
(松濤院の看板)
(待合室)
(施術室)
操体法研究所 松濤院 http://shyotoin.blogspot.com/
また今年の夏は大徳寺にて東京操体フォーラムin京都が開催される。
今年の京都は操体の風が吹く。
どうぞ皆様宜しくお願い致します。
8月28、29日は大徳寺玉林院にて「東京操体フォーラムin 京都」開催
9月18、19日スペイン、マドリードにて「操体セミナーin スペイン」開催