東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

保育のプロ

朝から冷たいしとしと雨が降っている。


保育のプロの本をひもといてみた。私が理想と思われる問題の解決法がちりばめられていた。


「緊張度のちがいはあるでしょうね。でもそのギリギリのところで、自分がなぜそれを選択したかを考えることが必要でしょうね。そうすることが、保育者の成長につながっていくことですから。どの子供にとっても、保育の場面は成長への積み重ねの場でなければならないと思います。子供はいろいろな立場で参加しているけれど、その子なりによい経験になるようにその場を作っていくのが、保育者のプロとしての力ではないかしら」

「友達と関わりを持とうとするきっかけのところで、それが「快」であってほしいと思います」

「何が一番、解決への力を育てるかを考えないとね。その選択も日々の積み重ねですが」

「保育では、自分の気持ちに敏感になることや、周囲の人や周囲の事柄を感じとる力が必要ですから、感性を磨くことが大切ですね」



私が介護の仕事を始めて最初に利用者となられた方の書籍である。素晴らしい方にめぐりあったと感謝している。その後介護の仕事を離れてお付き合いさせていただいていたが、70代半ばで亡くなられた。ご冥福をお祈りしたい。


鵜原増満


新刊情報:皮膚からのメッセージ 操体臨床の要妙Part 2(三浦寛著)、たにぐち書店より発売。 
11月20、21日千駄ヶ谷津田ホールにて2010年秋季東京操体フォーラムが開催されます。
2010年8月、社団法人日本操体指導者協会を設立しました。