鵜原実行委員から紹介頂きました性には奥手(奥の手?)で有名なミドルエイジがいよいよ登場します。
では張り切ってどうぞ〜!!
ハイ。
今週おつきあい頂きますのは、茅ヶ崎湘南海部屋出身、モッコリ龍こと岡村郁生です。
どうぞよろしくお願いいたします。
一生のテーマをセックスにしようと言ったのは、橋本敬三先生ですが、
三浦寛理事長も「快」を一生のテーマにされています。
ですから、私も今回はハッスルしてみますヨ〜!一週間だけに七杯アグラ!!。
さて、早速ですが一週間のテーマはこちら。ドン!(みのさん風に)
「元々素晴らしい人間だから、卑下しなさんな、馬鹿にしなさんな」です。
そもそも、性・セックスの謎解きそのものは、
心とからだの不思議を紐解いているサイエンスを超えた真理なのであります。
このテーマでは鬼に金棒、悟空に如意棒である。
なぜなら、限りなくワタシの興味と嗜好と一致しているから(笑)
そして、性は自分に向き合うには最高の手段である。
だから、誰かこう言ったからではなくそのことを自分ではどうなのか、で受け取って欲しい。
テーマがセックス(性)だけに、改めて真正面から自分に向き合ってみる機会になるだろう。
そして、誰がそう感じるかではなく、自分の感じたことがすべてそのままにある。
古今東西、老若男女問わず異性に対する興味は、理屈で成立することではありません。
いつの時代にも連綿と紡がれいる人間の歴史が存在しています。
それは、生物である霊長類ヒト目ヒト科のヒトにとっても、
生殖とは生命の要であり、この行為そのものは、内的に様々な側面を含んでいるからに違いありません。
どこから来たのかわかりませんが、魂を抱き、意識を感じ、肉体を味わう期限を持って生まれている人間。
必然としての流れを生じる理由もそこにある。
つながっていれば新たな寿命、もっと言えば、新たな幸福を産みだしていけるのですから・・・。
ワタシが思うに、「救われている」こと。
これが最も自覚できるのは、セックスそのものが気持ちよい。
異性・同性問わず、交接意識にある感覚変化。これであり、コレにつきる。
否応なしに性を感じ、否応なしに原始感覚と交わる。
セックス。そこに至る流れから生じる恋愛、情愛もあり、
そこから分岐する自由も人間にはあり程度、認められている。
大切なことを感じて観るには、原点回帰も必要でしょうネ。
今回のテーマ「オタマジャクシの行方〜いずれどこかへカエル〜」
顕在意識において、確認できることだけではありませんが、
目的に沿って、そもそもコトに望むにあたり、その理由はありますね。
働き蟻を観察しているとわかるらしいのですが、
エリートの蟻が二割、普通の働き蟻は六割、
そして何にもせずフラフラするだけの蟻が二割いる。
人間の考え方で言うならば、二割だろうとそれは困るとわけです。
しかし、その働いていない蟻を別の場所に移してしまうと、
残りの蟻の中からやはり働かずにフラフラする蟻が二割程度出現してしまう。
それは自然の成り立ちとしての原始感覚なのかもしれない。
壁を作りやすい人間の固まった考え方にこそ、偏りは存在することを示す好例のようですネ。
エリートの蟻だけにすることは難しい。
こんな難しいことを、どうして求めてしまうのか?
それも人間の悲しい性・・・ゆえかもしれません。
生活上で自覚できること、顕在意識の中にこそ、生き方の目的とする行動の鍵があるのでしょうか。
心理学で有名なユングは、
顕在意識に昇ってくる以前に存在している潜在意識にこそ注目すべきだとしています。
つまり、意味のないことは意味のあるコトに繋がっているのでしょうか?
面白いのは男なら誰でも知っているオタマジャクシ。
それは精子ですね。そして、男性の射精した精子にも受精能力を持たない異常精子があるのです。
おかしなコトではありません。これは環境ホルモンや亜鉛不足でもありません。
もともと運動能力の無い精子や、奇形などの精子が含まれているのです。
そしてその数は2〜3億になる一回の射精量の約四割を占めると言うから驚きますネェ。
この理由は今もってわからないんですから。
適当と思われる理屈ならいくらでもつけられるのです。
(だから受精の際、卵子が優良な精子を選択するシステムになっている・・・等)
でもそれ自体、四割もの役に立たない精子を射精する理由には全くなっていないのです。
私が感心した面白い説を紹介します。
イギリスの生物学者ロビンベイカー教授は、
この四割を占める精子に受精能力はないけれど、いつ射精されるかわからない他人の精子が入ってきてしまうのを
ブロックしている立派な戦士その名も「ブロッカー」だと言うのです。
更にブロッカーよりも俊敏で、積極的に活動して他人の精子を攻撃する「キラー」もいるようで、
女性が浮気して他人の精子が隙をうかがって入ろうものならば、
そうはさせまいと壮絶な戦争を仕掛けるというのです。
そこで、精子である自分たちのなかから選ばれしもの、「エッグゲッター」は、
警備や防御に煩わされることなく子宮内から頸管までを安心して任せたまま、
卵子が排出されるのを今か今かと待ちわびて、アメフトのタッチダウンがごとく疾走するというのです。
この仮説が大好きな私は、なるほどナァ・・・・・と思わずにはいられません。
だから、生前の身分そのものが、スーパーマン(ウーマン)そのものなんですネ。
(当たり前ですが、バットマンでもロビンやジョーカーが存在するから主役でいられるわけです)
生まれてきて何かを成す理由があり、
その前に、生まれてきた時点で何かを成す為に来る。
ウルトラマンの歌にある「光の星から僕らのために」というのは・・なんだ私のことだったのか(笑)
まッそれはともかく。
操体の臨床は、「快」をききわけること。「快」を味わうこと。
もともと頂いている、それはイヤなことではないなんて、アア・・ありがたき幸せでございます。
からだの意思。それは原始感覚。
天然自然の法則性。生かされし生命観そのもの。
何故なら、操体の創始者橋本敬三先生曰く「生まれる前から救われている」と教えて頂くのですから。
岡村郁生