東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

よすが

皆さん、こんばんは。一日お疲れ様でした。今日は皆さんにとってどんな日でしたか。静岡は青空がとてもきれいな一日でした。皆さんの住んでいる空はどんな空でしたか?
去る3月11日、東北地方を中心に未曾有の大震災が起こりました。あの日から、自分に今何ができるか、そして未来に向けて私達に何が出来るか、そう考え続けています。そんな思いの中書き続けた今回のブログも最後の一日となりました。最終日、どうぞよろしくお願い致します。
男性と女性は違うからだと性を持ち、与えられた命へのそれぞれの役目がある。男女の営みの形とその表現は、時代や文化、その背景によって移り変わってくるのかもしれないが、それぞれのからだが与えられた性(命)の質は変わらないのではないかと思う。
性についてはそれこそ色々な考え方や向き合い方があるだろう。しかし命をつないで行くとき、自分の性を知り生きて行くことは大切なことなのではないかと今感じている。命をつなぐことは、命を生みだすことだけではない。それを生かしていくことも命をつなぐことだと思う。
自分の性をきちんと知り理解することは現在そして未来において自分が生きていく大きな指針になるのでなないかと思う。時にその与えられた性に違和感を持つ人もいるだろう。それはそれで良いのではないかと思う。大切なのは自分のからだと向き合い、自分の中に与えられたその性(質)を知り、繋いでいく命のために最大限生かす道を知ることだと思うから。
先日も書いたけれど、からだと言うこの形あるものもまた真理。それは私達に多くのことを教えてくれる。
私が学んできたこの操体をこれからの命のためにどう生かせるだろうか。どう皆で分け合えるのだろうか。
今回のブログのテーマは「セックス、そして性」というものだったが、このテーマと向き合いながら「今」そして「未来」の命と向きあった一週間だった気がする。
最後までお付き合い頂きました皆さま、パソコンを通してですが、こうして皆さんと一つの時を共有できましたことに感謝しています。ありがとうございました。
今回のテーマは切り口が様々あり、とても大きなものだと思います。それゆえに多くの向き合い方があると思います。私が今回綴った言葉達もその一つだと思って頂けたら幸いです。
明日からは佐伯実行委員、どんなお話が聞けるでしょうか。佐伯さん、よろしくお願いします。
ではそろそろ今回のブログを終えたいと思います。皆さまとのこの時に名残惜しい気持ちを残して。


小代田綾