東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

『気持ちよきこともなき世を気持ちよく』

いつの間にか月が変わり今日から10月です。まだあと3カ月は今年も残っているのですが今年は自然災害の多い一年でした。3月の東北地方の地震、四国・紀伊半島や東海地方に被害をもたらした2度の台風など改めて自然の脅威というものを気づかされた一年であったと思います。未だ復興出来ていないところばかりだと伝え聞いておりますが、被災者の方々が一日でも早く完全に元通りとまではいかなくとも、安心して生活できる環境に戻られることをこころから願っております。

今週一週間は『快と楽の違いについて』というテーマで一週間書かせていただきました。私自身書いていて新しい気づきや改めて再確認したことなど本当に勉強になる一週間でした。今回書いたように気持ちよさというものがからだに与えてくれる恩恵は本当に計り知れないものがあります。しかも気持ちよさを味わえば味わうほど、感覚のフィルターが研ぎ澄まされ気持ちよさの感覚を感じやすくなるという使えば使うほど性能が上がってくる夢のようなシステムです。またこの快適感覚という感覚はからだのバランスが取れまに合っている時にはそれほどでなくても、心身の不快指数が高ければ高いほど快感度の質が高くなるという性質を持っています。自分自身が逆境や辛い状況にある時きほど日常生活でつい見落としてしまうような人のふとしたやさしさや温かさが身にしみて感じらるのじはそのためなのかもしれません。今このような時期だからこそ自分のためではなく自分以外の誰かさんのために気持ちよさの種をまいておきたいし、その種が誰かさんを幸せにすることがもしできたとしたらその幸せな姿を見て心底喜べるような感性を持っていたいと思います。おれがおれがという我を通す生き方は確かに力強くはみえますがやはり柔軟性に欠けとても硬くてもろい生き方であると思います。我を張るために頑張るのでは自分の地位や名誉欲を満足させるためにはいのかもしれませんが、そのために生じた軋轢やストレスによってあなたのからだは深く蝕まれていくのです。周囲と円滑な人間関係を気づけない方は自分自身のからだとも上手にお付き合いを出来ていないかたが多いのです。以前三浦理事長の講習の中で、『人間に耳が2つあって口が一つしかない訳』というお話を聞かせていただいたことがありました。私たち人間は自分が1話したらその2倍人の話を聞きなさいというお話でした。人の話もそうですが自分のからだとの付き合いもじぶんが何かしたいなと思ったらその2倍くらいはからだの要求に耳を傾ける時間をつくってあげられたらよいですね。からだは口を持っていませんが快不快という感覚を使って私たちに色々な情報を与えてくれます。それでは年末にもう一度お会いしましょう。一週間ありがとうございました。

”YES” is the answer  and you know that for sure

”YES” is surrender , you got to let it, you got to let it go

イエスは答えです。そしてそれを必ずあなたは知っています。

イエスはあなたが咲かせた花です。そしてその花は確かにあなたが育てました。

                            John Lennon 『MINDGAME』より

うさぎさんのお耳はうんと大きいからいっぱい話をきかなきゃね。

2011年秋季東京操体フォーラムは11月6日(日)、東京千駄ヶ谷津田ホールにて開催予定です。