操体法には「動診」っていう独自の診断法があります。
からだは動いてるんですからねぇ。
動くものを動かして、その状態を把握していく。
ふむふむ、考えてみれば当たり前のことかもしれません。
でも、これはワタシの実感も入ってるんですけど
実際に「動診」を行う際、問題になることがいくつかあるんです。
まずは「どこを動かすのか?」です。
患者さんが来た → 操体法でゆがみをとるぞ → どこから手をつける?
これって最初は戸惑いますよねぇ。
ワタシなんかいつもオツムから湯気が出っ放しですヨ。
まぁ、でもこれはその場そのときにもよりますから
特に決まりはないってことにしときましょう(こんなんでいいのか?)。
で、次は「どのように動かすのか?」です。
実際にからだを動かすっていっても
動きの目安がなけりゃ困りますからねぇ。
はい、ここからが昨日の続きですよ〜。
連動を知ってると重宝するのはこの場面です。
からだの動きは基本的に八つ。
そして、その一つ一つに連動性がある。
操者がその動きを知ってれば
患者さんの動きをスムーズに誘導できるというわけです。
患者さんは「動いて」っていっても
どう動いていいのかわからないんですから。
からだの動きのラインになぞって
す〜っと力まずに動いていただければ理想的ですねぇ。
それに、操者が動きの先まで理解していれば
言葉を使って誘導することもできますしネ。
からだのどこを、どのように動かすのかによって
ゆがみを把握し、整復のコースを把握していく「動診」は
操体法をやっている方でなくても、きっと役に立つ診断法だと思います。
しかし、楽(第一分析)と快(第二分析)の区別がついてないと
ちょっとあやふやになってしまうところがあるようなんです。
う〜む、あやふやってどういうことなんだろ?
おっと、ようやく楽と快につながったと思ったらカラータイマーが点滅しだした。
一旦帰らなきゃなりませんので、続きはCMの後で(←しつこい)。
中谷之美