東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ラクトカイ その4


操体法には「動診」っていう独自の診断法があります。


からだは動いてるんですからねぇ。

動くものを動かして、その状態を把握していく。

ふむふむ、考えてみれば当たり前のことかもしれません。


でも、これはワタシの実感も入ってるんですけど

実際に「動診」を行う際、問題になることがいくつかあるんです。


まずは「どこを動かすのか?」です。


患者さんが来た → 操体法でゆがみをとるぞ → どこから手をつける?


これって最初は戸惑いますよねぇ。

ワタシなんかいつもオツムから湯気が出っ放しですヨ。


まぁ、でもこれはその場そのときにもよりますから

特に決まりはないってことにしときましょう(こんなんでいいのか?)。


で、次は「どのように動かすのか?」です。


実際にからだを動かすっていっても

動きの目安がなけりゃ困りますからねぇ。


はい、ここからが昨日の続きですよ〜。

連動を知ってると重宝するのはこの場面です。


からだの動きは基本的に八つ。

そして、その一つ一つに連動性がある。


操者がその動きを知ってれば

患者さんの動きをスムーズに誘導できるというわけです。


患者さんは「動いて」っていっても

どう動いていいのかわからないんですから。


からだの動きのラインになぞって

す〜っと力まずに動いていただければ理想的ですねぇ。


それに、操者が動きの先まで理解していれば

言葉を使って誘導することもできますしネ。


からだのどこを、どのように動かすのかによって

ゆがみを把握し、整復のコースを把握していく「動診」は

操体法をやっている方でなくても、きっと役に立つ診断法だと思います。


しかし、楽(第一分析)と快(第二分析)の区別がついてないと

ちょっとあやふやになってしまうところがあるようなんです。


う〜む、あやふやってどういうことなんだろ?


おっと、ようやく楽と快につながったと思ったらカラータイマーが点滅しだした。

一旦帰らなきゃなりませんので、続きはCMの後で(←しつこい)。



中谷之美