皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年中は、世界的に大きな災害も多く辛い一年でした。
今年こそは明るい希望に満ちた一年となるように
そして皆様が健康的で幸せな一年を過ごせますよう願っております。
今回はブログトップバッターの秋穂が1月1日から
という何とも幸先の良いブログのスタートになりました。
それでは今年も一年間宜しくお願い致します。
今回のブログのテーマは『私にとって操体とは・・・』です。
『私にとって操体は宝の地図である。』
私は地図を見るのが好きである。学生時代に宅配ピザ屋でアルバイトをしたり、バイシクルメッセンジャーをしたりと地図を見る機会が多かったから余計に得意になったのかもしれないが、小学校の頃から地図帳を捲っては、行ったことのない街や国を想像するのが好きな少年であったように記憶している。私にとっての地図は、私達が住む地球上の嘘偽りない姿が映し出されていて、その地図を捲ることにより過去にも、未来にも連れて行ってくれるタイムマシーンの様な存在である。地図を正確に読み、方角さえ間違うことがなければ、かなり正確に目的地に到着することが出来る。この地図に宝の在処を示す秘密の暗号でも書かれていると更に良いのであるが、別になかったとしても、自分の知らない街を地図を片手に歩いてみるだけでも充分すぎる大冒険だ。
イギリスの詩人 アレキサンダー・ホープは「私達一人一人が航海しているこの人生の広漠とした大洋の中で、理性は羅針盤、情熱は疾風である。」という言葉を残している。たしかに私達の人生は広い大洋を航海している様なものかもしれない。今日天気が良く波穏やかであったとしても、突然嵐に襲われることもあるだろう。ある時自分の知らない未開の土地に到達することもあるかもしれない。A・ホープは理性は羅針盤、情熱は疾風と表現していたが、私は操体と言う地図を手に入れている。操体はどんな荒波の中でも、自分自身の船の位置を必ず教えてくれる。その地図から目を離さない様に軌道修正してゆけば、大きく軌道から外れること無く、目的の場所にたどり着くことが約束されているのである。
残念なことに最近では世の中があまりに便利になりすぎてしまいカーナビや、携帯電話のGPS機能を使えば地図なんて読めなくとも、道に迷うことは無くなってしまった。私は思う迷いの無い冒険など無い。そして、迷いの無い人生なんてつまらない。私は人生の地図、操体を読み解きながら、あちらこちらでつまずきながら、楽しい人生をこれからも航海して行きたいと思う。