11月2日(金)は、朝7時半の新幹線で盛岡に向かった。
3日には昨日のシンポジウムに続き、釜石市でシンポジウムが開催されるのだ。
今回は洋上での視察もあるということで、寒いからとにかく暖かい格好をしていったほうがいいというアドバイスに従って、着込んでいった。
盛岡は昨年の夏に続き2回目である。
盛岡の駅で集合した一行は岩手県庁の公用車で遠野に向かった。遠野ふるさと村に寄って昼食をとるためだ。
遠野は盆地なので、風が強くて寒いと聞いていたが、車から降り立ったには息の白さを感じた。
宮城はよく訪れるのだが、岩手、それも遠野の盆地は何だか雰囲気が違う。柳田国男の「遠野物語」が有名だが、オシラサマ、カッパ伝説、座敷童などが本当にいるのだろうという気がするのである。
曲り家の軒先にかかっていたふたまたの大根。久しぶりにインパクトがあるものを見た。(遠野地方独特のわらぶき屋根。馬を飼っているところが曲がっている。この辺りは馬の産地なのだ)
一行はそれから一路釜石に向かった。同乗していた岩手県庁の方が丁度気仙沼市の近隣、大船渡の出身だということで盛り上がった。気仙沼は宮城の端っこで、気仙沼、陸前高田、大船渡は一つの地方となっている。宮城人でも「気仙沼って岩手?」という冗談を言われるらしい。私も聞いたことがある。
というわけで、釜石到着。