突然ですが、演歌には普段全く縁がない私です。
森進一の港町ブルースの2番。
今回これらの港町は津波で被災した。気仙沼生まれの私の亡き父親が「(紅白でも何でも)どうして2番は歌わないんだろう」と言っていたのを思い出す。
一行は釜石に到着し、被害が多かった大槌町辺りを視察。東大の研究所があるのだが、津波は三階の真ん中まで達したと聞いた。瓦礫は段々片付き、種類別になっているものの、沿岸部の被害は大きい。復興にはまだまだ時間がかかるのだろう。
今回EMEC(The European Marines Energy Center Ltd.所在地はスコットランドのオークニー諸島)から来ているモリスさんを先頭に、釜石市役所に向かった。入り口で岩手県副知事と合流し、昭和29年代に建てられた時は非常にモダンな建物だった市庁舎へ。今回幸いにも津波の被害に遭わず、丘の上でクラシックなたたずまいを見せていた。
その後釜石市長との懇談。釜石の歴史、祭礼や伝承について、また工業の歴史などについて、市長から詳しい説明を受けた。運良く良い機会にめぐり合わせたものだと思った。
その後釜石市内のホテルにチェックイン。明日のシンポジウムもここで開催される。
釜石市長開催の懇親会に出席した。今回の私の仕事はカメラマンであり、釜石の銘酒「浜千鳥」を十分に堪能せずに、写真を撮るという役目を淡々とこなし、ホテルに戻って早々に休んだ。
この辺りですでに東京と猫が恋しい釜石の夜。