東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

先日、「脳波停止の後に残る意識」という気になる記事を見つけた。
蘇生医療の専門家サム・パーニア氏の話である。

現在、心肺停止または脳死の状態が死の定義とされているが、この時点では意識は無くなってはいないとのことだった。

「現在はっきりとしているのは、人間の意識が消滅するわけではないということだ」
「意識は”死”のあとも、数時間は存続する。外側からは見ることができない冬眠的状態であるとしても」

心臓が鼓動を止め、脳が機能を停止している状態から蘇生した人達の話を聞くと何かを見たという報告をするという。
そしてその人達は死の宣告をされた後の周囲の物事を正確に記憶している。

「少なくとも、そうした話は人間が死を通過するときに出会う、独特の体験が存在することを物語っています。それは普遍的な現象で、3歳の幼い子どもでさえそうした体験を話します。そしてこの体験が教えるのは、われわれは死を恐れるべきではないということです。」

橋本先生は、「みんなが行くところだから、いいところに決まっている」とおっしゃっていたそうだ。
その時はどういう形になるかはわからないが、穏やかな気持ちで迎えたいなと思う。