東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

お母さん。

こんにちは。
今週は、友松が担当いたします。一週間どうぞ宜しくお願い致します。

そういえば、今日は母の日でしたね。
この世に存在しているのも、お母さんがいてくれたお陰ですから、感謝しなくてはいけませんよね。
誰でもそうだと思いますが、自分の中には聖別され祝福されたイノチがあり、(太極の意志とともに自在する)そのイノチがこの世に生まれてきたいという意志をもち、その両親を選んだ。そして、存在としての礎が出来た。
礎が出来た後は、母親が十月十日という時環と、母体という空間を無償で与えてくれた。
この母体も太極の意志の貫通する存在であり、細胞一つ一つ、細胞内外の有機や無機の世界までにも勿論、太極の意志は貫通している。
そして母体は母体としての快の方向性をもっている。それは太極の意志、つまり愛と調和に基いた無償の愛であり、すべてを肯定する愛。そうすることが自らも幸せであるという快の方向性。
だから、自分のイノチがこの世でどうしたいのかという意志を、どのようにもっていようとも、そのイノチを全肯定し、肉体をもつ存在となるまで、無償の愛でもって支えてくれていたのだと思います。
こう考えると、母親は育ての親であり、その母体は自分のイノチの一番の理解者なのだと思います。慕わしいですね。そして母親は、出産の苦しみなど、ものともしない快の方向性をもつ、産みの親でもあるのだと思います。
育ての親であり、産みの親でもあるお母さん。感謝しなくてはいけないですよね。
その慕わしきお母さんの母性を設定したのは、万物の生みの親である太極ですね。こちらも慕わしいし、有り難いと思いますよね。この太極の意志がなければ、存在は何も生じないのですものね。生命の母体と呼ばれる地球も、そして宇宙も。よく、産みの親より育ての親と言われますが、本質は産みの親より育ての親より生みの親なのでしょうね。
そして、その意志が愛と調和である限り、人と人との御縁もでき、人と人の間(マ)という、人間としてのイノチもいただける。だから肉親以外でも、自分自身が人として成長する為のお母さんも持てる。
育ての、産みの、生命の、成長する為の、すべてのお母さんに感謝。そして、すべてを生んだ生みの親にも感謝ですね。

カーネーション学名はダイアンサス・カリオフィルス。ダイアンサスとは「神の花」という意味で、古代ギリシアでは神への献花に使われていたという。