東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

 芸名俳号ビジネスネーム。

こんにちは。畠山です。一週間よろしくお願い致します。

5月1日から11日まで、スペインとトルコに行ってきました。
5月4日、5日の二日間、バレンシアで"Sotai Forum 2013 Valencia"が開催されたためです。

ヨーロッパや海外の方は、ミドルネームを持っている場合が多いですよね。
スペインでは、女性はマリアさん(大抵 マリア・ナントカ・名字、みたいな
感じ)が多いようで、男性はフリオさんが多かったような気がします。


全員集合!
フリオさんとかアントニオさんとか、ホセさんとか・・

国際結婚とかも増えているし、私は夫婦別姓には賛成なので、日本もミドル
ネームを認めればいいのに、と思ったりします。

武士はミドルネーム(というのか??)を持っていましたよね??

伊達政宗公は「伊達藤次郎政宗」とか。義経公は「源九郎義経」とか。
(長くなるのでやめておきます)

あと、梵天丸(政宗公)とか牛若丸(義経公)とか、幼名があるのも
面白いところです。今の日本でも幼名から大人の名前に変わるという
セレモニーがあれば、もう少し大人としてのケジメがつくんじゃないか?
と思ったりします。

江戸時代の吉原の遊女も名前が変わります。
特に「禿立ち」と言って、幼いころから禿として姉女郎の世話をし、
ゆくゆくは花魁になる子供です。

さくらん

さくらん

これは安野モヨコさんのコミックで、後映画化されていますが、
禿の時は「とめき」(禿は禿だとわかるように、髪の毛を剃ったりして
独特の髪型をしています)
引き込み(禿の中でも7,8歳で「将来美人になる!」と見込まれた禿
の時は「おりん」
新造(水揚げ前の若い女郎のこと)の時は「きよ葉」
花魁になってからは「日暮」
というように、出世次第で名前が変わります。

そういえば、噺家も名前が変わりますね。
二ツ目から真打昇進の時です。
歌舞伎のように襲名することもあります。

ちなみに、三浦先生のお猫で、私が乳母と教育係を担当している
小十郎君は、「小十郎景綱ジョン・ランボー」という名前です。
私は「小十郎」と呼び、先生は「ランボー」と呼んでいます。


最近の小十郎。

ところで

あれ?畠山って「裕美」じゃなかったっけ?とお思いの方もいらっしゃるかと
思いますが、あまり気にしないで下さい(笑)。

昨年春、松岡正剛先生に、俳句も詠まないのに俳号をいただいており、
そちらも使うことにしました。詳細はこちらをご覧下さい。 「序萃(じょすい)」と読みます。

他にと言えば、私は師匠から一文字頂いて「美寛」というのもあり、
昨年師範代の証号を頂いた際に「敬裕」という、橋本敬三先生の一文字を頂いた
のもあります。

あとは、ヨーロッパなどで使う横文字の名前をどうしようかと(笑)。
私の昔の上司は、マサオさんでしたが、名刺の英語面にはMikeと書いて
ありました。友人の貴子さんは、アメリカでTinaと呼ばれていたそうな。

そういえば、時代劇などを見ると、江戸時代の医者は何だか医者っぽい名前
(勿論ビジネスネームに違いない)です。ナントカ庵先生とか。

橋本敬三先生のことを「おんころや」と言う方もいらっしゃいますが、
あれは「温古堂爺」(爺さんの「爺」は「や」とも読む)で、
いわゆる「通り名」みたいなものなのでしょう。


7月15日(月)海の日千駄ヶ谷津田ホールにて「操体マンダラ 2013」(仮)を
開催致します。三浦寛による操体イリュージョンの世界をお楽しみ下さい。
お問い合わせはTEI-ZAN操体医科学研究所まで