(Quality of life)
日本語でいえば、治療の重点を延命のみにおかず、
いかにして人間らしい生活を送ることが出来るか。
これを私的にまとめるとするなら、
”イノチの流れを重視したシステム”となる
また、「操体」は未病医学であり、
健康な人間は 病気にならないために。
病気を患った人間は また病気をしないために。
予防を超えていく、故に未病医学となりうる。
別の言葉で言えば、
健康維持増進医学であるからこそ、
未病医学となりうる。
”からだ”の要求を聴くこと。
まさに、生命感覚による診断治療システムとも言える。
では、真逆をしてみるとどうなるのか?
それは、応急処置ありきの治療のみ選択すればいい。
局所症状、この状態変化なら「局所治療」で済む。
患者は立派な効果があるんだから「文句ない」で済む。
「からだ」は語る。
「コレ・・クリカエシタクナイ・・ダカラ・・・
・・クリカエサナイタメ・・ニ・・ダレカ・・・」
応急処置主義を打ち砕く!そう捉えているのではなくて、
結果があって経過もあり、万事に必要な選択枝はある。
畳だって、表もあれば・・・裏もある。
私は、原理原則を追究していく学びとして、
陰陽未分の学びとなる、「操体」を選択している。
現在の「からだ」に帰結しうる結果とは、
操体を学べばわかるようになるのである。
それは、結果から観ること。
(三浦理事長曰く「息診」という診断法による)
状態変化、それを原始感覚をききわける。
感覚をききける意味は、生命(Life)感覚と感応すること。
それこそ生命の感応であり、「クオリティ」なのだ。
「クォリティ」とは、多様で、多重で、多層なのである。
そして「クォリティ」とは”事物”ではなく”事象”である。
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