東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

 睡眠と運動。春季東京操体フォーラムご報告

昨日「2014年春季東京操体フォーラム」が、開催されました。

ご参加の皆様、ありがとうございました。

本邦初の「よつんばいでの基本運動(般若身経)、
これも初の、グレゴリー・ローゼン氏による
「英語での操体指導(それも第二分析)

などなど、
結構「はじめてづくし」のフォーラムとなりました。

そして、現実行委員見習いの
石田哲也氏
グレゴリー・ローゼン氏
岩吉新氏
香(こう)氏 ← 「鬼灯の冷徹」の「お香姐さん」みたいでいいですね。
寺本雅一氏

各氏が、正式に「東京操体フォーラム実行委員」に、めでたく昇格いたしました。
おめでとうございます。
こちらはサイトでまたご紹介いたします。

さてさて。

友人の友人(女性)で、高校の先生がいるんだそうです。
女子よりも男子が多い学校なのだそうですが、部活の顧問をしていて

「モヤモヤやムラムラ(爆)する時間を与えないよう(?)へとへとになるまで運動させる」とのことでした。

ヒマがあるとモヤモヤとかムラムラしちゃう男子高校生への対処法としては、
ある意味正しいと思います。

勿論勉強でもいいんですが、アタマとカラダ、両方使った方がいいに決まっているのです。

私は朝歩くことにしています。
何故歩くようになったかというと、
入院して、退院後のリハビリのためです。

退院も近くなると結構元気になりますよね。
最近の大きな病院はコンビニ併設が多いので、コンビニまで行くわけです。
そこでたまたま見つけた本に「朝歩こう」ということが書いてありました。
とにかく歩くと30分で気分が良くなるホルモンが出て、その後は
落ちつかせるホルモンが出る。
更には朝、太陽の光を浴びることによって概日リズムが整えられ、
メラトニン(睡眠ホルモン)が夜になるとしっかり分泌される。

というわけで、退院後二日目くらいから歩き始めました。
近所に「日本のウォーキングコース百選」に選ばれた道があるのです。

で、これがきもちいいんです。
やはり「歩くと気分が良くなる、きもちよさを促すホルモンがでる」
というのはホントなんだなと、実感しました。

気分がいいとどうなるか。

続けられるんです。

私のクライアントにも勧めています。
(健康運動指導士なので、指導できるのです)
ある人は最初、持病のめまいが心配だと言っていたのですが、
「30分でいいや」と、トライしたそうです。

そうしたところ、気分が良くなって、一時間歩くのも
へっちゃらになったそうです。

朝歩く。
条件は簡単です。
朝早く起きること
一人で歩くこと(よく大勢で話しながら歩いている集団がいますが、
一人で歩く事によって冥想状態になり、脳がやすまるのだ)
音楽とか聞かないこと(よくイヤホンを着けて歩いている人が
いますが、折角自然に触れるのだから、耳は自然音のためにあけておきましょう)

ここで「操体の歩行」というのもあるのですが、それはまたの機会に。

そして一番大きな恩恵は
「ぐっすり眠れるようになったこと」だそうです。

私もそうでしたが、朝早く起きて歩くと、最初の数日間は
昼過ぎに強烈な眠気が襲ってきて、ついつい昼寝をしたりします。

昼寝すると、夜寝付けないということがありますが、
朝歩いた後の昼寝というのは、非常に短く、深いものなんです。

そして、昼寝しても、夜寝付けないということはありません。
きもちいい睡魔が襲ってくるのです。

まあ、中には
「朝くらいウチに歩くのはこわい」(痴漢とかがこわいのか??じゃあ何時ならOKなのだ?)
「日に焼ける」(日焼け止めを塗ってサンバイザーでも被りなさい!)
とか何とか、やりたがらない人もいらっしゃいますが、
こればかりは自己責任なので仕方ありません。

それにしても、これも「きもちいい」という
御褒美があるから続くんですね。