東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

 脳内視力と眼球視力。

私は読書が好きです。
一週間に7冊から10冊は読みます。
ド近眼なので、コンタクトレンズをしていますが、
疲れ目や肩こりなどとはほとんど無縁です。

紙の本だけではなく、並行読書をするので、
昼間移動する時にはiPad miniで。
夜、布団の中ではkindleで読書です。

最近は便利なもので、iPadで読んでいた続きを
kindleがちゃんと記憶しているので、すぐに続きが読めます。

友人などは
電子書籍で目が疲れないか」と言いますが、
疲れたと思うことはあまりありません。

パソコンも同じで、長い時間向かっていてもそんなに疲れないし、
多分、からだの使い方、動かし方のコツが身についているのか(笑)
手を痛めたりとかそういうこともありません。

パソコンに関しては、ブラインドタッチができるので、
手元を見ずに打鍵できるから疲れないのかなとも思います。

ちなみに、欲しい本がある場合は、Amazonで探して買いますが、
書店をぶらぶらして、面白そうなものを探すのも好きです。


この本は書店をふらぶらしていて見つけました。

私は裸眼で左右が確か0.02と0.04位です。ド近眼です。
これが「眼球視力」で、見ているモノを網膜が処理する視力です。

脳内視力というのは、この本の著者曰く

私がこの本で使っている「脳内視力」とは、右眼がとらえた映像と、左眼がとらえた映像が、
それぞれ視神経を伝わって、脳でちゃんと一つの映像として処理ができているかどうかを示すものです。
普通、遠くの木を見たら左眼と右眼両方同じ対象物を見ますよね。ところが、
右眼がその木をとらえられていても、左眼にずれが生じて、対象物をとらえられないことがあるんです。
しかも、そうしたズレを日常的に持っている人が日本人の3人に1人もいるんです。

ということらしいのです。つまり、目で見たモノが左右の脳にちゃんと伝わっているか
どうかということです。

そして、どんな症状が起こるかというと

この本にも書いていますが、代表的な症状としては「疲れ」「頭痛」「肩こり」ですね。
右眼と左眼で視点が違うと不便なので、脳が無理やり視点を合わせたり、
どちらかの視点を消してしまうんです。そうすれば対象物は1つに見えるでしょ?
 でも、その副作用として、遠近感や立体感、距離感がなくなってしまいます。
視野が半分欠けてしまうんですね。だから必然的に球技が苦手になってしまうんです。
また、実は、自律神経にかなり悪影響を与えています。
つまり、視点を無理やり合わせようとしてしまうので、常に過緊張になってしまうんです。
そこから不眠症だったり、ひどいときはうつ状態になってしまうこともあります。

最近本当に目は酷使されていますが、
疲れ、頭痛、肩こりというのは多い症状です。
ものすごい情報を得ているのだから、当然かもしれません。

この本には「脳内視力診断セット」がついています。

赤と緑のプラスチックの板を使ったメガネを使って、
絵がどんな風に見えるのかを調べます。

私ですが、

ド近眼ですが、脳内視力は異常なしでした。

脳内視力の調整は、メガネでしかできないそうですが、
操体でもできるかもしれません。

いえ、症状疾患にとらわれないのが操体です。
できる、と思います。