東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ルーズヴェルト・ゲーム

自称テレビっ子の私としては毎回、実行委員ブログで大河とか
ウォーキング・デッドとか、操体に関係のないことを書くので
関係各所からは批判殺到と聞いたとか聞かないとか、ま、その
辺りは福田だからしょ〜がないと諦めて戴きましょう。

で、早速今回もタイトル通り、私の現在お気に入りテレビドラマ
ルーズヴェルト・ゲームについて書こうかなと。
私、残念ながら原作読んでいないので、最初はてっきり左向きの
TBS系らしく、第二次大戦前のアメリカと日本の政治ゲームによって、
泥沼の戦争に入って行く前後を元凶、大統領ルーズヴェルト視点で描くのかと・・
アメリカってこんなにエグイ国でっせ!のTheプロパガンダドラマだと思っていました。

私の予想は見事外れ、原作は二匹目のドジョウが大好きなTBSらしく、
『倍返しだ!』池井戸潤です。
タイトルの意味はベースボール好きで有名だった、第32代アメリカ
合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトニューヨークタイムズ
の記者に対して、ディナー欠席を詫びる手紙の末尾に書いたのが、
ベースボールのゲームに触れ「一番おもしろいゲームスコアは、8対7だ」
という言葉に由来するのが、今回のドラマを通貫する大テーマのようです。

突っ込み所が満載過ぎて、微妙なところもありますが、一言、TBSさん、
俳優の使い回しはやめた方が良いです・・半沢と役者も被りすぎていて、
あ、この人今回はいい人だなどと、違うところに意識が行くのでやめて欲しいです。。

サクッと内容は、中堅電子部品メーカー青島製作所が世界的な不況とイツワ
電器の攻勢を受け、経営は倒産危機の状態。そのような青島製作所の苦境の
象徴が、青島製作所の野球部で、この先は会社の復活と野球部の復活がシンクロ
しながらドラマが進んでいくのだろうなと観ております。

ドラマの内容はともかく、何より私がツボなのが『社会人野球部』という
超マイナージャンルにスポットを当てているところでしょうか。
野球人としては萌キュンポイント満載で、社会人野球に行けず、軟式野球へと
変わっていった身としては何とも愉しく観ています。

この先の展開も片平なぎさが出ている二時間サスペンス並みに読めますが、
題材が野球だと許せてしまう私の緩さも野球の魅力ならではと思っています。

五月になって来ると高校野球も夏の予選のシードを得るための春季大会から、
一気に七月の夏の大会まで目白押しで、又、仕事の調整が難しくなる季節がやって来ます。

以前のブログにも書いた、愛媛県済美高校の安樂君も最終学年を向かえ、
怪我からの回復が気になるところです。もし、島根県の大会とダブらな
ければ決勝は昨年同様、松山まで足を運びたいなと思っています。

私の人生は野球のみならず、運動やスポーツ、格闘技などに突き動かされて
来た様な気がします。今の仕事も関わった以上はこれから世界に出て行く子や、
選手達に役に立つ様なものを様々な形で提供出来ればと思っています。

現役で競技に臨める期間はそう長くはありません。
しかも、その期間中、一番良い状態で常にパフォーマンス出来るかどうかが、
選手にとって最大のポイントになって来ます。
良い準備をしてきた選手のみが、最高の結果を得ることが出来ます。

これからの選手は常に世界と戦うことを意識しなければならず、
本当の意味で人種としてのマックスポテンシャルが要求されます。
昨今の日本の若者達も体格が良くなったとは言われますが、骨格や
筋肉の質から言えば、西欧人と同等に戦うには大きな壁があります。

元々、オリンピックは西欧人に有利なシステムになっていますし、
他のスポーツでも体格差のハンデをもって戦うのはかなりの
アドバンテージがあるとは思います。
但し、力の入れ方とか、チョットした身体操作はテコの応用や、
『骨(コツ)』を理解することで、開花することが多々あります。

その大いなるヒントは日本に古くからある、古武術など人の身体を壊す
(治す)ことを生業としていた人々達が持っていた身体操作にも多々ヒントがあります。
甲冑を身に付けた戦士を薙ぎ倒し、身体を制し、捕獲、或いは殺傷するには、
効率よい身体操作が出来なければ、命のやり取りは出来ません。
まさに自分の持っている『骨格、筋力』アドレナリンを総動員する
ことで生き残って来た秘技は現代にも繋がるのです。

ん〜、連ドラの話しからここまで話しが拡がるのも、野球が絡むと熱く
なってしまう悲しい性ってことでご勘弁。。
いやぁ〜今年も熱い季節がやって参りました!
LET'S Stadium!ってこんな微妙な終わり方ですか・・