ご存知の方も多いと思うが、東京操体研究会が講習を行っている三軒茶屋のターミナルビルの出入り口には橋本先生の写真が飾られている。
三浦先生は入る時、そして帰る時に必ず橋本先生の写真に向かって一礼をしている。
それを見る度に三浦先生は橋本先生にその日学びで得たことを報告しているように見え、自分も無意識に橋本先生にその日学んだことの報告と感謝を告げることが習慣になった。
こういった三浦先生と橋本先生の師弟関係はとても素敵だなと思う。
またそれと同時に、操体を学ぶことにおいて「好き勝手」は出来ない、許されないということを強く実感することが出来たのである。
三浦先生は常々橋本先生に「操体をお借りし、お返しする」と言われているが、それは操体を学ぶことにおける三浦先生の「おさめ」のように見える。
操体を学ぶという事は橋本先生にしっかりとお返し出来るようにおさめなければならないということであり、こういった姿勢は何にでも共通して言えることである。
おさまらない、おさまりのつかないような学び方には真理は姿を現さないように思える。