(陽氏)
今週の「引用で陰陽」は「医療の連携」を語りたいと思います。
マイナンバーのような情報開示は今後ますます盛んになるでしょう。
このマイナンバー通知制度、簡単に言ってしまえば、十二桁の数字です。
これは個人の「社会保障と税の番号」を意味しています。
例えば、マイナンバーによって、社会保障・税・災害の分野では、個人情
報を(ソーシャル的に)適切かつ効率よく管理できるようになりますし、
法人では十三桁の法人番号が通知され、来年以降は従業員のマイナンバー
を記載することになったわけですよ。
これは便利なインターネットで、誰でも瞬間に情報を得ることができても、
実際は医療機関と連携する「共通言語」の必要性につながってくる訳です。
現在、社会的に「地域医療包括システム」を掲げて国を挙げて推進しつつ、
民間的には地域による連携の例として認知症サポーター制度の推進、家庭医
の推奨による専門医療病院の混雑緩和、そしてまた「統合医療」という題目
において、西洋医学と東洋医学のみでなく、それに属さない健康法・治療法
のようなものも含めて、大きな枠組みで手を結ぼうとしていますよね。
(陰氏)
でもねェ・・ワタシは思うの。
ほら、これってあくまでも現象界の”人中心”、この世のことになってるワ。
だって「生命環境」のハードがあっての「人」のソフトなのよ。
「環境」で、この大自然の恐ろしさってコト、私たちまだまだ解ってない。
大自然って恐ろしいほど「息・食・動・想・環境」の生命環境の自然法則が
貫通している”ワケがある”んですもの。
色々な人がいて、人種も住んでいるところも、文化の土台も得ている収入も、
全く違うじゃない?それでも役立つことを前提にしてくれているのかしら?
だって今までの生き方でも、何かしらの不自然さってあるじゃない。
それを”意識”させて変えていけるような・・・無意識に”天然にも自然”な
行動に結ばれていくような、スッポンポンのシンプルって本当はあるわ。
大枠でも小枠でも、陰的も陽的でも通用する、本当にシンプルな仕組みって、
一人一人の「からだ」にそのまんま“太極”的に響くことが大切なの。
それが元々成り立っているから、陰陽としての関わりと補い合いがあるのよ。
その後で成り立った、文化の成熟に伴うシステムはそのシステムでいいわ。
ただ、生き方って結局、自己責任を伴うってこと(モノ・コト・ナリ)なのよ。
だって、先にあったのは卵かヒヨコかなんて両方とも大事でいいじゃない?
<討論会その②へ続く>
※今日の一言
「鳥は卵から無理に出ようとする。 卵は世界だ。
生まれようとする者は、一つの世界を破壊せねばならぬ」
~ヘルマン・ヘッセ~
おしらせ
2015年冬季東京操体フォーラム 12月5日(土)6日(日)二日間開催決定
詳細は東京操体フォーラムHPをご覧下さい