CASA BRUTUS11月号に安藤忠雄さんのインタビューが掲載されています。
安藤忠雄さんと言えば、云わずと知れた日本を代表する建築家の一人ですが、作品から伝わる感性、センスは感覚を勉強している操体の人間にとっても学ぶべきことが多いです。
古き良き物を残しながら現代に適応し、そして光や自然等活かせるものを最大限に活かす発想力、そして建築を介して人々の心の豊かさを追求しているように感じます。
そういった安藤忠雄さんのセンスは操体の学び、また臨床においても必要なものであり、呼吸やからだの動きにしても、よりからだの要求に適うものしながら進化させていくセンスが必要になります。
安藤忠雄さんの作品において私が特に好きな作品はインゼル・ホンブロイッヒ美術館と上海保利代劇場ですが、これらの作品は水や木等の自然と建築との調和をテーマに作られているようです。
こういった自然と人間の暮らしとの調和を計りながら、活かせるもの最大限に活かしていくセンスはさすがです。そして何より安藤忠雄さんの作品は光や水を誰も思いつかないような絶妙なバランスで仕掛けているところも面白いところです。
そういったことはCASABRUTUSの記事でも安藤忠雄さんはおっしゃっていて、「驚き、面白さ、感動、青春」というキーワードを強調されています。それも私達が感性・センスを磨く上でとても重要なことで、それらは先日までのブログでも書きましたが「挑戦」ということに繋がってきます。
また最後にあった「青春」すること。これは私自身これからも大切にしていきたいと思っていることで、人はいつまで経っても「青春」することが感性、センスを磨く最も必要な要素になるのではないでしょうか?
2016年11月23日(水)勤労感謝の日
今季のテーマは「膝と進化した操体」です