日々の中で、嫌な人もいれば、不愉快な思いさせられることもある。
以前はどう対処したらいいか、どう正してやり込めるか、どうやって関わらないようにするか、等考えていた。
しかし、ここのところ、その人、その出来事を嫌悪したり、不快に思ったり、葛藤が起きる根本の原因が、自分の心の内側にあるのではないかと少し省みることができるようになってきた。(十分に不快な状態に巻き込まれて、しばらく不愉快になった大分後ではあるが…)
よくよくのぞいてみてわかってきた自分の心の中にある、人より偉くなりたい、人より優れたい、人に勝りたい、人を服従させたい、人を支配、コントロールしたい、といった思考は、逆の立場の人と、摩擦を生む、不快を生む、争いを生む原因となりうる。
また、「~しなければならない」、「~すべきではない」と自分を縛ると、そうしていない人に対して、嫌悪しかねない。
嫌な人、不快な出来事はなくなってほしいとは思うが、自分の心が穏やかでないのに、人様、世の中に平和を求めるのは、虫が良すぎるか。
できることなら、まずは自分の心を少しずつでも穏やかに、平穏にしていきたいのである。
その為に、自分の心の不和を気づかせ、平和を見つめる機会を与えてくれたのだと思えれば、嫌な人も、不快な出来事も、ありがたいと少し感謝の気持ちが湧いてくる。