本日で最終日となります。よろしくお願い致します。
これまで書いてきたように一人の人間としても、臨床家としても常に自分を支えてくれているものへの感謝の気持ちを持つことがとても大切なことです。
しかし人に対し感謝するにはまず自分の命を支えてくれている呼吸にしても、からだにしても普段なかなかその有難さを実感できないものへの感謝が必要になってきます。
その有難さを実感していくには自分のからだと素直に向き合うこと、そして一日わずかな時間でも自分の心と向き合うことが感謝に繋がる第一歩のように感じています。
私達が日々操体で学んでいる目的は何も臨床に繋がる知識を得ることだけではありません。
むしろそれはプロセスの一つであって、一人一人がこの操体を通じて学んでいることは自分の命、からだを使わせて頂ける有難さを実感出来る自分自身を形成していくことだと思います。
それが身についた時に見えてくる景色は想像出来ませんが、現在少しずつですが自分が当たり前に使ってきたからだに対し感謝の気持ちとそれまでの恩返しが出来てきているように感じます。
そういった私自身の変化も周囲はなんとなくかもしれませんが「感謝」の気持ちとして受け取ってくれているようです。
一週間ありがとうございました。明日からは半蔵さんが担当致します。お愉しみに。