僕は小学校の頃から30歳くらいまで、競技を変えつ
つ、ずっとスポーツをやってきた。
僕はからだを鍛えることにくいついてきた。僕にとっ
てからだを動かすことは鍛えることだった。好きだっ
たというのもあるけれど、「弱っちい」ことにどこか
コンプレックスを感じていたのかもしれない。
でも、からだの声に耳を傾けるようになったら、から
だを鍛える必要は無くなった。からだの要求はもっと
別のところにあることに気づいた。気づいたから、価
値観を変えることができた。今後、からだを鍛える発
想でからだを動かすことはもうないと思う。
今までの価値観を変える時は、ちょっと勇気がいるけ
れど、変えることのできるものを変える勇気を、その
時の僕は手に入れた。大げさかもしれないけれど、そ
れから僕の人生は変わり出した。
2018年春季東京操体フォーラムは
4月30日(月)昭和の日に開催致します。
テーマは「スポーツ障害と操体」です