おはようございます。
食事をするとき、好きなものから、食べますか?
それとも、好きなものは最後までとっておきますか?
よく会話のきっかけとしてネタになることですが、それによって性格分析とか相性を占ってみたりとか、食べ合わせがどうとか、色々とウンチクを聞くこともあります。
食べるという行為は誰でもしている事なので、どのようなものが好きで、それをたのしみに最後までとっておくのか、先に食べてしまって残りも食べるのか、興味があることなのだと思います。
一度、回転寿司のネタだけ食べて、シャリと皿を積み上げてる人を見たことがありましたが、それも性格を表わす行動なのかもしれません。見ていて、あまり気分のいいものではありませんが。
野生動物の場合は、本能的に食べたいものから先に食べていくようで、ライオンなどは内臓からムシャムシャ喰らいつき、満腹になったら、後はハイエナなどに譲ってしまう。
そのライオンのケースと、寿司のネタだけ食べてシャリは残すという食べ方は、同類ではないと思う。生き方、生かされ方、生命活動の背景はまるで違います。
寿司のネタだけ食べたければ、はじめから刺身やシャリ抜きで、と注文すればいい。
人間の場合は、素材を調理、味付けして食べますから、素材に対する敬意、調理してくれた人への感謝、まわりの人への配慮というのが求められると思います。
配慮という事では、からだへの配慮という事も忘れてはいけません。素のものではなく、調理、味付けした食べ物がほとんどとなっている今、からだは何を必要としているか、という事がわかりづらくなっていることは確かです。
味覚の欲望だけでなく、からだにききわけて必要なものを取り入れていく、ということも大切と思います。
一週間、お付き合い有難うございました。
明日からは畠山先生の担当となります。
来週も、どうぞ宜しくお願い致します。
友松 誠。