昨日の続き。
「発声」をテーマに、
気になることや気が付いたことを素材にして、
何か自分のするべきこと、自分にできることはないか、
ここ数か月想いを巡らせている。
ひとつテーマを定めて、そのことに不器用にでも取り組むことで、
これは簡単に答えのでることではないと気が付いた。
思えば、今まで随分「最短距離」で何らかの「正解」を手に入れる、
そういうことにアタマやイマジネーションを使ってきたように感じる。
今回は、それが通用しないんだということをなんとなくではあるが感じる。
「その場しのぎ」の「点」においては
なんとか場をもたせることができてきたのかもしれない。
しかし、その点は繋がり「線」になり、「動き」となりうる。
過去に打たれた「点」のままでは、
とても支えていられない、立っていられない、という状況に陥ることもある。
そういった経験を、何度となくしてきたように思う。
改めて見直すことは、小さな「点」を
ゆっくりと「線」にしていくこと。
ポイントは「ゆっくり」がいいこと。
簡単には答えをださないということ。
自分に急がされる必要は、まったくないということだ。
周りを見渡せば、操体を学んでいる先輩や同志は
そのことを体現して見せてくれている存在である。
そして何より、誰にも変わってもらう事のできない
自分のテーマを愉しんでいる姿がそこにある。
今年も春のフォーラムがまもなく控えている。
ズルい野次馬で何かを見て、感じたい方は
是非フォーラムの空気を味わってください。
恐らく今回も結果的に非常にマニアックな話題が溢れることになりながら、
でも何故か他人事に終われない空間があるはずです。
そういうことに触れてみたい方のご来場をお待ちしています。
一週間のお付き合いありがとうございました。
明日からは友松実行委員の登場です。
どうぞ、おたのしみに。
2019年春季東京操体フォーラムは4月29日の開催です。
テーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」です。