どんなご縁あってのことか、とにかく、私は操体を学びにくる人達とは、すごい人だなあと思っているんだ。
すごいと思っているけど、まだ磨かれていないのだと思う。
今まで生きてきた中で、また学んできた中で、また実践してきた中で何かが不足しているな、何かがおかしいなと気づいている人達だと思う。
一人一人が、色んな情報をもっている。今までどんなことを学んできたのか、そうした中から、ヒントを得ていく。将棋のコマを進めていくようなものだ。
いろいろ手がある。
自身が学んで身につけてきたことを、洗いざらい、明確にくだいていくしかない。
有頂天になる必要もない。
学んできたことを伝えていけばいい。
どう受け取るかは、本人のことだけど、よく味が染み透るように伝えていけばいい。
写し鏡と同じで、習ったことを写すわけだから、身につけておくべきことはちゃんと納めておくことだと思う。