東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ひだり 其の三

昔いた黒猫(メス)は、ねこぱんちを繰り出す時、必ず右から繰り出してきました。
何かやるときも、右からが多いので、右利きなんだな、と思っていました。
 
ある時読んだ資料に「猫のメスは右利きが多く、オスは左利きが多い」と書いてありました。
ご存知のように、左手(左足)を制御するのは、右側の脳、右手を制御するのは、左の脳です。
男性ホルモンである「テストステロンは、左脳の発達を遅らせる作用があるため、オスは右脳が成熟しやすいんだそうです(ほんとかいな?)
その結果、オスは右脳によって制御されている左手が利き手になりやすいんだそうです。
人間でも、男性のほうが左利きが多いんだそうです。
なお、面白いことに、この実験は、クイーンズ大学のウェルズ氏が行ったのだそうですが、実験対象となった猫達は、全て不妊去勢手術を受けていたということです。
つまり、後天的なホルモンの量はあまり関係ないということのようです。
胎児期に、すでに利き手が決まっている、ということでもありそうです。
 
さて、猫ちゃんたち(ちびちゃん、まーちゃん、りんちゃん)の利き手(脚)は、どっちかな?
 

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