私たち操体指導者には、特技がある。
それは、相対した被験者に対して
言葉の誘導を行うので、左右逆転で説明ができることだ。
鏡に映った相手と言っても良いだろう・
つまり、向かい合っているので、操者の右手側は、被験者の左手側になる。
最初は戸惑うが、慣れてくると、鏡になった相手に対して、言葉の誘導をかけることができる。
つまり「左手をこうやって」と言いながら、自分は右手で表現しているというわけだ。
右手で示しながら「左手はこうやって」と鏡で示していると、不思議なことに、鏡になっている
相手の動きに没入することがある。
相手の動きに没入することがある。
これも操体指導をやっているから、わかることなのかもしれない。