2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
植物、特に樹を見ていると、自然体律位と重なってきます。 むしろ、自然体律位によって樹と重なるのを感じるといった方がしっくりくる。 その場にとどまる植物にとっての「その場」とはなんなのかというように、目には見えないつながりをも感じとっていると…
先日、ある新聞の記事が目に留まりました。 白神山地のシンボルになっている推定樹齢400年のブナが枯死したというものです。 数年前の台風の影響で、「マザーツリー」と呼ばれるその樹は、幹が折れ、衰えが進行し、今春の芽吹きが確認できなかったために、樹…
不調を感じているときは、「からだ」と「自分」がずれている。 「からだ」がおかしいわけではないんだなって思うようになったのも操体に出会ってからです。 どうして「からだ」と「自分」はずれていくのか、体感して気づくのは意識の使い方にありました。 思…
操体を学ぶ以前は、臨床に携わっていても、いかに症状を改善できるか、ということばかりに意識が向いていたんです。 その為には、テクニック(術)を身につけていくことが必須だと思っていました。 自然治癒力という言葉も知ってはいましたけど、今一つピン…
昨日の続きですけど、「ことば」も「呼吸」もリズムだなって感じるんです。 すっと入ってくることもあれば、ふっと抜けたりすることもある。 受け取ってからの「間(ま)」もあって、こんなふうに伝わっていくんだなという確かな感触がある。 その伝わり方は…
岡村さん、一週間のメッセージ ありがとうございます。 今日からテーマ「フリー(free)」を引き継ぐ瀧澤です。 よろしくお願い致します。 共振して連鎖する感覚意識の「ことば」って「からだ」に届くんです。 思考や嗜好のフィルターなんか全然機能しなくな…
質量のある物質もまた、 質量のないエネルギーの、一つの様態である。 全身を通じて「からだ」に、「圧」を纏って貫通している。 「からだ」の外にも脳がある。 「からだ」を外れても、はみ出しても、感覚受容は可能。 それに「からだ」は、つなぐことができ…
生命現象の本質は、 「代謝回転の渦がまわる」こと。 ゆっくりしていい。 急いで進まなくていい。 一息、二息とり入れて、立ち止まっていい。 鯰(なまず)の潜む足の下の一点に、 天・地・人を感じる。 その一点に流れ、支えてくれる確かさを感じる。 そこ…
宇宙の実相。 宇宙は、質量のある空間と、時間から成立する。 シンプルなものである。 右脳は、それを感じる太古の脳。 故に、「Free!」 思考する言葉のない時代。 生死がつながっていた時代。 言葉で思考しない、全身体性の神経組織感覚。 肚(ハラ)の感覚…
光も、熱も、重力エネルギーも、 三者等しく、宇宙空間までをも透過する。 「全身体性」の皮膚感覚で機を感じ、 流れるような風を感じる。 地に足を一点にて静止して、 重なるものを感じるからだに意識を開く。 生命は、目も、耳も、鼻も、皮膚感覚も、 全身…
「一日一生」 疑問や知りたい事は、起床時によく浮かぶ。 ホントの本質を教えてくれる、「からだ」の直感に聴く。 「主語のつく思考」と「主語のない思考」。 この二つは回路が違う。 故に、主語を外す。 結果を求める故の差。 からだに訊き、からだの答えて…
過去に縛られた「思考」を止める。 「からだ」にききわけた、 「感覚意識」の直感を信じる。 「からだ」にききわけて、 感覚にかさなる直感は、言葉になる以前のうごき。 「からだ」は、原始の生命表現を教えてくれる。
今週よりテーマは、「フリー(Free)」となります。 2024年の春季東京操体フォーラムの講演時。 東京操体フォーラムの瀧澤副実行委員長は、師の言の葉を空間に放った。 「生きる限り快適に満足して充分に生きたし」と。 その刹那、からだはイメージを受け、…
疾病医学→使わなければ、それに越したことはない 健康医学→毎日使う
いやすことは、いやされること
物質としての身体、生命としての身体
生きているのは、出入の変化の記録
誰もが、健康で、やりたい事をやって、人生を全うしたい、それをテーマにしたのが操体
操者は被験者の環境、被験者は操者の環境
※テーマは引き続き「臨床と生活にいかす操体法」になります。 操体をやるということは生きること、それは学ぶこと、学ぶことは生きること
本日で最終日になりますが、最近はからだからのメッセージを受け取るためには空間、または存在している人、物との向き合い方も必要なことだと感じています。 操体法の臨床では「極性」という診断法がありますが、人が何かと向き合うことにおいて、からだは必…
昨日の続きになりますが、手の指の生かし方でからだの動きと呼吸の質は大きく変化します。 ここではどの指がとは書きませんが、からだと向き合う時間の中で一つ一つの指に意識を向け、動きを通じて呼吸と全体の動きがどのように変化するのかを試してみてほし…
最近は「からだからのメッセージ」を出来るだけシンプルに受け取るためにはどうすればよいのかを常に問いかけています。 いつ、どこでも、誰にでも出来るもので、シンプルであればあるほどよい。 イメージとしてはそれを行えば日常の生活空間が臨床空間に切…
わたしが操体法における「自然体律位」の学習を繰り返していく中で大きく変わってきたことがあります。 それは意識の使い方です。 もちろん、使わせて頂いているからだと動き、呼吸との向き合い方も変化しましたが、これら以上に変わってきたのが自分の思考…
自身をいかしてくれているものとは何か? それは目には見えないがこの空間、そして重力です。 この2つとからだを繋いでいるものが呼吸や動きであり、この営みは自身の意識、皮膚、言葉、リズムとして表現されてくる。 これらは操体法の臨床では非常に大切な…
今回のテーマを追及していくことにおいて、また健康維持増進に繋げていくことにおいて、非常に重要になことがあります。 それは臨床空間と生活空間、それぞれの空間の中で私達が営んでいるものが「からだの要求」に適っているのか否かを理解していくことです…
三浦先生、一週間ありがとうございました。 本日からは三浦寛幸がバトンを引き継いで「臨床と生活にいかす操体法」をテーマに書いていきますのでお付き合い下さい。 先月の29日にルーテル市ヶ谷で春季東京操体フォーラムが開催されました。 テーマはこのブロ…
重心に対応する、からだの動きと流れがある 重力に対応する、からだの動きと流れがある 三浦寛
左右対称の相対的基準 左右対称の包括的基準
ものことなりの全ての現象は、その適性にかなうように変化する。