東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

友松 誠(ともまつ まこと)

60点の豊かさ。

おはようございます。 物事の成り立ちには、異質なものどうしの調和がある。 これはフィフティ・フィフティの状態のままではなく、どちらかが歩み寄り、比率を変えてつり合いを取るようにして、両方が活きてくる状態になるのが良いと思います。 どちらかが、…

盾と矛より

おはようございます。 今回のブログでは、調和という言葉を何回も用いていますが、調和とは何なのか?を少し考えてみたいと思います。 辞書には「物事の間につり合いがとれていること」とあるが、これだけだと何かあっさりしているというか、動いているもの…

整から調を学ぶ

おはようございます。 これからの操体臨床を学ぶ上で、この生かされし空間に調和するナチュラルなからだの動きを識り、そして自分自身でその動きの感覚をききわけながら、自然の摂理に調和していく事は大事だと思います。 その調和が密になるほど、自分のか…

調和の質を高めるには

おはようございます。 操体の臨床は、初期の初期のまだ操体法の名称すらなく、創始者の橋本敬三先生が様々な療法の影響を受けて「整える」という発想をしていたと思われる頃より、長い年月の検証の積み重ねから、からだの声に耳を傾けて「調え」そして「調和…

より質の高い調和へ

おはようございます。 昨日は、昭和53年に書かれた操体の創始者、橋本敬三先生の動診と題した文書より 整復は形の上から考えるなかれ、動かして診ることだ。制限されて苦痛な動きは、体の方で止めてくれと言っているのだ。気持ちのいいように、痛い方から…

調から整

おはようございます。 今週は友松の担当となります。一週間どうぞよろしくお願い致します。 今回のテーマは「ととのう」です。 ひらがなで表現してるところがいいですね。 漢字だと何だか枠にはめられる感じがするのですが、ひらがなだと何か意味合いが膨ら…

対立から調和、共生へ。

おはようございます。 自分のからだと対立して頑張っても仕方がない。 自分のからだが無ければ、自分の存在は無いわけだから。 自然と対立して頑張るよりも、調和して、より良い未来を創造していった方が良い。 今がどんな状況でも、自然に生かされて生きて…

より大きな目的を果たす為に。

おはようございます。 今回のテーマである「頑張るな」には、その時の勝ち敗けの結果ばかりに執着しすぎ、本来の目的や目標を失うな、といった戒めにも感じる。 柔道の神様とまで崇められた三船久三十段は、前回の東京オリンピックで柔道競技運営委員を務め…

頑張らせない考え方。

おはようございます。 炬燵が心地よく感じる季節な為か、このごろ運動不足になったという声をよく聞くようになりました。 運動というのは、一般的に健康の為、身体を鍛える為、楽しみの為などといった目的で身体を動かすことを指すようです。 しかし、その目…

注意、警告の観点から。

おはようございます。 操体には「バルの戒め」というものがあります。 これは4つのバル、つまり「ガンバルな」「ヨクバルな」「イバルな」「シバルな」の4つであり、「頑張る」「欲張る」「威張る」「縛る」ことを戒めているのです。 「戒め」とは、過ちを…

頑張るな、と能率、効率。

おはようございます。 何かを成し遂げようと困難に耐えて努力する事は大事です。 ですが、何をするにしても能率と効率を考えた上で、成果を高めるべきです。 しかし、能率面や効率面ばかりを追求していては、無理が生じ、疲弊してしまう。 企業然り、人間然…

バランスも考慮した上で。

おはようございます。 今週は友松の担当となります。どうぞ宜しくお願い致します。 今回のテーマは「操体における頑張るな」です。 頑張るには、「ある事を成し遂げようと困難に耐えて努力すること」という意味合いがあるようです。 ですが、困難に耐えて努…

操体の説明・・・7

おはようございます。 東京操体フォーラム理事長である三浦寛先生が、操体創始者である橋本敬三先生の内弟子になった時に、初めに教えていただいたのが、人間を含めた生物の起因や生命現象創生にまつわる話だったと聞きます。 生命現象の生物の組成を逆に考…

操体の説明・・・6

おはようございます。 人間は、様々な要因、お陰で、有難く生かされている。そして、その上で生きている。 道元禅師の有名な言葉に「鳥の命は鳥にあらづ空にあり、魚の命は魚にあらづ水にあり」 というのがあります。 イノチあるものは、生かしてくれている…

操体の説明・・・5

おはようございます。 生き方の自然法則の中の一つである「身体運動の法則」は、確立されたものではなく研究と研鑽が重ねられるにつれ、何度も修正がされ、より良いものへと更新されてきました。 しかし、どんなに良いものとなっていったとしても感覚は無視…

操体の説明・・・4

おはようございます。 「気持ちよさをききわければいいんだ、気持ちよさで治るんだからな」 この真理は、操体法の法を治療テクニックの方法論として捉えてしまう人には、理解しがたいことだと思います。 しかし、生命現象の根底には「イノチあるものの存在は…

操体の説明・・・3

おはようございます。 操体創始者、橋本敬三先生が長年の研究と研鑽を重ねた末に辿り着いた 「気持ちよさをききわければいいんだ、気持ちよさで治るんだからな」 という真理。 この真理に対して、臨床で気持ちよさをききわけさせる為にどうすれば良いか、と…

操体の説明・・・2

おはようございます。 「イノチあるものの存在は快の方向性にむく」という大原則。 そして、イノチあるものには元々、快か不快かを識別する能力である原始感覚が備わるという事実。 この大原則と事実を無視したのでは操体にはならないし、操体法とも呼べない…

操体の説明・・・1

おはようございます。 今日から一週間、友松の担当となります。 どうぞ宜しくお願い致します。 今回のテーマは「私があなたに操体を説明したら」となります。 随分と昔に、月間医道の日本誌の「歴史に残る斯界の人々」という特集に操体の創始者、橋本敬三先…

愉しむ学びを。

おはようございます。 今回のブログ担当も、今日で最終日となります。 今回のテーマは「私の操体歴」という事で、20年位前から振り返って書いてみましたが、自分の事だけでなく、これから操体を学びたいという人にも向けても、少し書いておかなければなり…

「病気なんかねぇ」の意味を考える。

おはようございます。 操体の創始者である橋本敬三先生は、生前よく「病気なんかねぇ」と言っていたと聞きます。 この言葉を、入門当初に聞いた時は、まるで意味がわかりませんでした。 病気を治せるようになりたくて、勉強しに来ているのになんで?という感…

ビジュアルの改善・・・2

おはようございます。 昨日は、呼吸、飲食、身体運動、想念の生命活動の営みと、空間をはじめとする環境とは、同時相関相補連動性という性質を持って密接に関連し合っており、身体運動のバランスがよくなれば、他の呼吸、飲食、想念もよくなり、空間との調和…

ビジュアルの改善。

おはようございます。 私は今でこそ、身長175cm、体重62kgで、毎年の健康診断も所見なしの状態です。しかし、16年前の操体入門時は体重が100kgを超え、何かいつも気分や体調がすぐれない、いわゆるメタボ状態にありました。 昨日は、急激に…

当時の私のビジュアル。

おはようございます。 昨日、ビジュアルということを書いていて思い返されましたが、実は私、16年前の入門時は随分と太っていまして、体重も100kgを超えていました。 もともと体重が100kgあったわけではなく、その当時30歳代中盤だった私は、…

ビジュアル。

おはようございます。 今回のテーマが「私の操体歴」ということで、20年ぐらい前から振り返って書いておりますが、正式に操体を学びはじめるにあたっては、やはり直系の第一人者に学びたいと思いました。 しかし、どういった人が第一人者なのか?たにぐち…

操体法も操体から。

おはようございます。 今週は友松が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。 今回のテーマは「私の操体歴」です。 私が操体法を知ったのは20年ぐらい前で、正式に操体から学びはじめてからは16年となります。 正式に学ぶ前は、整体院や整骨院…

日記より。

おはようございます。 毎日書いている日記も、もう10年以上続けていますから結構な量になっていました。一日に10行弱しか書いていなくとも、一日一日なにがしかの気づきがあるのがうれしいし、有難くも感じます。 日記を改めて見直してみると、平成23…

物のあはれを知る、より

おはようございます。 本居宣長によれば、中国をはじめとする外国からの思想や知識が入ってくる前の日本には、はかりごとを加えず善悪ともにありのままのさまを尊ぶ、大和民族古来の素直な態度があったという。大和民族古来の素直な態度、それは物のあはれを…

自分達の理屈ではなく。

おはようございます。 江戸時代の国学者、医師であった本居宣長は、若くして儒学を学んでいながら、後に儒学をはじめとする中国から入った思想や理論を、日本古来の「 真心 」を乱すものとして目の敵にするようになったという。その一方で、儒家の始祖とされ…

見直して再生へ。

おはようございます。 昨日紹介した橋本敬三先生の「 二宮尊徳は字に書いてない天地の書を読めと教えられたそうだが、これこそ本当の学問であろう 」という文章。 これは、なかなか難解ですが、一つには学問という知識体系になっていないものにこそ、本当に…