東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

友松 誠(ともまつ まこと)

日記より。

おはようございます。 毎日書いている日記も、もう10年以上続けていますから結構な量になっていました。一日に10行弱しか書いていなくとも、一日一日なにがしかの気づきがあるのがうれしいし、有難くも感じます。 日記を改めて見直してみると、平成23…

物のあはれを知る、より

おはようございます。 本居宣長によれば、中国をはじめとする外国からの思想や知識が入ってくる前の日本には、はかりごとを加えず善悪ともにありのままのさまを尊ぶ、大和民族古来の素直な態度があったという。大和民族古来の素直な態度、それは物のあはれを…

自分達の理屈ではなく。

おはようございます。 江戸時代の国学者、医師であった本居宣長は、若くして儒学を学んでいながら、後に儒学をはじめとする中国から入った思想や理論を、日本古来の「 真心 」を乱すものとして目の敵にするようになったという。その一方で、儒家の始祖とされ…

見直して再生へ。

おはようございます。 昨日紹介した橋本敬三先生の「 二宮尊徳は字に書いてない天地の書を読めと教えられたそうだが、これこそ本当の学問であろう 」という文章。 これは、なかなか難解ですが、一つには学問という知識体系になっていないものにこそ、本当に…

見直しから観直しへ。

おはようございます。 今回のテーマは「 改めて見直してみる 」ですが、私は以前から何か文章を書く時、通常は「 見る 」と書くところを「 観る 」と書きたくなる衝動に駆られることがありました。 通常、「 見る 」は物の形や色を目で感じる、判断するの意…

改元より…2

おはようございます。 来月から元号が変わりますが、新しい元号の選定にあたっては、色々と苦労もあったと思います。 それはいつの時代でもと思いますが、明治という元号はくじ引きで決めたというエピソードが残っているようです。 この時代の元号の選定を任…

改元より。

おはようございます。 今週は友松が担当いたします。どうぞ宜しくお願いいたします。 今回のテーマは「 改めて見直してみる 」です。 「 改めて 」という語から、すぐに連想されたのが改元ということでした。 来月からは元号が、「 平成 」から「 令和 」に…

憶の快を想う。

おはようございます。 昨日、第3分析(D3)、渦状波®について少し書きましたが、実際に臨床で被験者(患者)の方の皮膚に接触し、そこから感じとれるものからは、メカニズム的に言い表せるものではなく、生命そのものの生といった印象を受けます。 そして…

からだがききわけてくる快。

おはようございます。 これまで、操体臨床の第1分析(D1)、第2分析(D2)について書いてきましたが、どちらも、被験者本人(患者)の意識関与が多分に関わっています。 しかし、第3分析以降では、被験者本人の意識関与は遠ざけ、治しをつけてくるか…

からだに快の質をききわける。

おはようございます。 一つ一つの動きから、からだに、気持ちよさをききわける第2分析(D2)において、大事なのは快感度の質をからだにききわけるということです。 操体の病に対する捉え方は、 からだが本来のバランスを保てず、不快な動きの方向に歪むと…

まずは楽との袂別から-2

おはようございます。 操体法も初期の頃は、正體術をヒントに客観的に骨格、関節の構造を診て、運動系の歪みを修正する方法がとられてきた。 この、客観的に診るとは、本来は凄く熟練を要する事なのです。 二者択一的に対なる動きを選択し、楽か辛いかの運動…

まずは楽との袂別から。

おはようございます。 東京操体フォーラム実行委員ブログ、今週は友松の担当となります。 一週間どうぞよろしくお願いいたします。 今回のテーマは「憶の快」となります。 憶の快。この憶の快という言葉は、まだ操体関連の書籍にも載ってない新しい言葉です…

「常識を疑う目」より・・・良識から。

こんにちは。 今回のブログ担当も、今日で最終日となりました。 陽が暮れるのが早いせいか、一週間が過ぎるのも、凄く早く感じる今日この頃です。 ふと、遠くから石焼き芋の移動販売車の声が聞こえてきました。 「 石や~きぃ~もぉ~ 早く来ないと行っちゃ…

「常識を疑う目」より・・・自明だけでなく。

おはようございます。 ふと、頭に浮かんだメロディー。 ♪ いつだってわすれない エジソンはえらい人 そんなの常識 タッタタラリラ~ ♪ 歌手:B.B.クイーンズ 作詞:さくらももこ 作曲:織田哲郎 おどるポンポコリン アーティスト: B.B.クィーンズ,さくら…

「常識を疑う目」より・・・どう見える?

おはようございます。 一般的に、目で見るという行為は、メカニズム的にカメラのような仕組みとその情報が脳に伝達されて見ている、という説明がなされる。 しかし、生体はカメラと違う。例えば、アモーダル補完というのがあるが、これは対象物の一部がレン…

「常識を疑う目」より・・・救いの生命観を持つ。

おはようございます。 昨日ブログを書いていて、書き進むまま文中に「目から鱗が落ちる」と自分で書いていましたが、なにかこの言葉が離れなくなっていました。 目から鱗が落ちるとは、何かがきっかけとなり、急に視野が開けて、物事の実態が理解できるよう…

「常識を疑う目」より・・・ありのままを見る。

おはようございます。 ふと、アンデルセン童話の「裸の王様」の話が思い浮かびました。 この物語は、衣装にうつつをぬかす王様が、仕立て屋を装った詐欺師にだまされ、下着姿で町を練り歩くというストーリーだ。 詐欺師は、「馬鹿で愚かな人間には見えない」…

「常識を疑う目」より・・・大人の良識。

おはようございます。 常識を構築しているのは我々大人たちだと思います。 生まれたばかりの赤ん坊に常識は通用しない。だから、親をはじめ家族、まわりの大人たちが社会生活も営めるよう教育しながら育てていく。 大人の役割は重要だ。しかし、その大人たち…

「常識を疑う目」より・・・良識を育む。

おはようございます。 東京操体フォーラム実行委員ブログ、今週は友松が担当いたします。どうぞ宜しくお願い致します。 今回のブログのテーマは「常識を疑う目」。 単に「常識を疑う」という事をテーマとしたのではなく、「常識を疑う目」としていることに意…

可能性7・・・自分の想い方次第。

おはようございます。 雨もあがり、東の空には雲が残りますが、西の空ではどよんとした空気は消え去り、空も青さが増して高くなってきました。糸引くような雲の流れを見ていると、空も新たな一日のためにお掃除中なのかな、とか思ったりします。 ふと、口ず…

可能性6・・・可能性と確率。

おはようございます。 最近、量子力学に関する本を手に取って読むと、確率ではなく可能性という表現が多くなったように感じます。私の読む本が、「誰にでもわかる」とか「はじめての」という言葉がついた初歩的なものばかりだから、かもしれませんが何となく…

可能性5・・・日常生活から変えていくことで。

おはようございます。 今週は老人週間ということで、高齢者に関してのニュースをよく目にします。9月15日の時点で、65歳以上の高齢者の総人口に占める割合は28.1%と過去最高を更新し、70歳以上の方の比率も初めて20パーセントを超えて20.7…

可能性4・・・耳順う→矩を踰えず。

おはようございます。 一昨日、昨日と孔子の「六十にして耳順う」という言葉の意味を考えながら書きましたが、耳順うには他の人の言葉が素直に聞けるようになるという以外にも、他の意味もあるのではないかと思いました。 他の人だけではなく、言葉をしゃべ…

可能性3・・・耳順う2

おはようございます。 昨日、孔子の「六十にして耳順う」という言葉の意味を考えながら書いていて、そういえば、と思い浮かんだことがありました。 操体の創始者、橋本敬三先生の温古堂先生語録には、こうあります。 「昔から色々な治療法はたくさんある。こ…

可能性2・・・耳順う。

おはようございます。 ふと、カレンダーに目をやると、今日は「敬老の日」ということですね。何年か前のサンデー毎日に掲載された一条信也氏のコラムによると、敬老という考え方は儒教に由来しているという。そして、孔子の有名な言葉を載せていた。「われ一…

可能性1・・・協力する、引き継ぐ。

おはようございます。 東京操体フォーラム実行委員ブログ。今週は友松が担当いたします。どうぞ宜しくお願い致します。 さて、今回のテーマは「可能性」です。 可能性は無限にひろがる。よく聞く言葉だと思います。 私も、その通りだと思います。しかし、そ…

ひびき⑦・・・三方良し。

おはようございます。 サントリーの創業者、鳥井信治郎氏の経営哲学のなかに、「三方良し」というのがあります。 これは、もともと近江商人の商いのモットーからきているようで、信治郎氏の生家のまわりも近江出身の商家が多く、丁稚奉公先の主人も彦根出身…

ひびき⑥・・・信心。

おはようございます。 サントリーの創業者である鳥井信治郎氏は、とても信心深い人だったようです。 例えば、伊集院静氏の小説「琥珀の夢」にも、その信心深さを物語るエピソードや、信心深さを育んだ幼少期の母親の教えが書かれています。 琥珀の夢 上 小説…

ひびき⑤・・・補足3.

おはようございます。 「からだにききわける」ということについて、補足というかたちで不快感覚、快適感覚について一昨日、昨日と書いてきました。 からだのサインを無視することなく、積極的に快をききわけていくことは、より良く生きていく方向性として正…

ひびき④・・・補足2。

おはようございます。 昨日は「からだにききわける」ということについて、不快感覚の捉え方から書きましたが、やはり積極的にききわけるべきは快適感覚なのです。 快を求めるからこそ、からだの不快のサインにも敏感になれ、快を識るからこそ、不快から快へ…