東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

友松 誠(ともまつ まこと)

はじめての操体法・・・7

おはようございます。 はじめての操体法。はじめて操体法を学ぶ人に知っておいてほしい事というと、やはり操体法は創始者、橋本敬三先生の思想、哲学、生命観である操体の臨床での応用という事。 操体あっての操体法。 手っ取り早く技術だけ教わって、哲学は…

はじめての操体法・・・6

おはようございます。 はじめての操体法。はじめて操体法を知るにあたって、操体法って何か変わった名前だなと思う人もいるのではないかと思う。 操体法という名称は、橋本敬三先生がNHKのラジオ放送に出演する際、名称が無ければ紹介しづらいということ…

はじめての操体法・・・5

おはようございます。 はじめての操体法。はじめて操体法の第3分析である皮膚へのアプローチを受けると、意識飛びの眠ったような状態になる人が多い。 そして、意識飛びの状態から醒めた後、驚きと戸惑いの表情を浮かべる。 勿論、良い意味での驚きと戸惑い…

はじめての操体法・・・4

おはようございます。 はじめての操体法。操体法は、第1分析にしても第2分析にしても「動かして診る」という事に主眼が置かれている。 この事から、操体法をこれから学びたいという人にとって、大抵はじめに思い浮かぶ疑問があると思う。 「では、動けない…

はじめての操体法・・・3

おはようございます。 もう10年ほど経つだろうか。 「操体法って痛いんですよね」とか 「操体法で痛くされた」といった電話による問い合わせが、頻発していた時期があった。 すべて遠方の方からの電話で、実際に来院されたことはなかったが、考えさせられ…

はじめての操体法・・・2

おはようございます。 私が本格的に操体法を学び始めた頃には、すでに「ツライ動きの方向から痛くない楽な方向に動いてもらう」という診断分析法から「動きによる気持ちよさをききわける」という診断分析法に、操体法はシフトアップしていた。 第一分析から…

はじめての操体法・・・1

おはようございます。 実行委員リレーブログ、今週は友松の担当となります。 どうぞ、よろしくお願い致します。 今回のテーマは「はじめての操体法」ということでリレーしております。 はじめての操体法。 私がはじめて操体法を知ったのは、20年以上前にな…

テーマ、健康と寿命・・・7

おはようございます。 先月お亡くなりになった松本零士氏の作品の中に「銀河鉄道999」,という漫画がある。 この漫画は、主人公の鉄郎という少年が機械の身体をもらうために、メーテルという謎の女性と共に銀河鉄道の999号に乗って、銀河を旅する物語と…

テーマ、健康と寿命・・・6

おはようございます。 先月、テレビのニュース番組を見ていて漫画家の松本零士氏の訃報を知った。 番組では10分くらいの特集を組んでいて、松本氏の作品である「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」の紹介や、生前のトークショーの時の模様などが放映さ…

テーマ健康と寿命・・・5

おはようございます。 来院していただいている被験者の方たちのなかに、健康の為に様々なエクササイズをしている人もいる。 健康になりたくて取り組んでいる○○というエクササイズなのに、なかなか身心の不調が解消されないという。 なぜ身心の不調が解消され…

テーマ健康と寿命・・・4

おはようございます。 生命エネルギー収支のバランスをとり、いかに良く環境に適応するかが、健康の鍵となる。 そこで橋本敬三先生は、自分自身で責任もって営まねばならぬ最小限の生命活動の営みである「息」「食」「動」「想」に注目し、それぞれの自然法…

テーマ健康と寿命・・・3

おはようございます。 病気をしない事、イコール健康という考え方の人もいるだろう。 しかし、実際はそんな二者択一的なものではない。 健康な状態から病気に至るまでには、「息」「食」「動」「想」と「環境」とのバランスが乱れ、歪み(ヒズミ)が生じ、な…

テーマ健康と寿命・・・2

おはようございます。 操体の創始者である橋本敬三先生の著書の中に「健康とは、個体の生命エネルギー収支のバランスがとれていて環境に適応する状態を言う」との一文がある。 健康について、生命エネルギー収支のバランスの大事さは理解できても、環境に適…

テーマ健康と寿命・・・1

おはようございます。 実行委員リレーブログ、今週は友松の担当となります。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 今回のテーマは「健康と寿命」ということでリレーしております。 そもそも健康とは、どのような状態なのでしょうか? 人それぞれ健康について…

テーマ「うらおもて」・・・7

おはようございます。 裏と表の二面性、それは白か黒かというような、どちらが良くてどちらが悪いとか、どちらが正しくて、どちらが正しくない、というような二面性ではないと思う。 どちらも双方が良いのであり、環境や状況に合わせてどちらかが表立った活…

テーマ「うらおもて」・・・6

おはようございます。 「ウラかオモテか」と選択を迫られると、白か黒かというような相対するような発想になりやすいと思う。 白か黒かということでいえば、師匠が黒と言ったら白いものでも黒になるというのが思い浮かぶ。 これは一見、師匠が無理強いをして…

テーマ「うらおもて」・・・5

おはようございます。 私たちの身体は、60~70兆個の細胞から成り立っているという。 その細胞一つ一つも、細かく突き詰めていけば、その成分は分子の集合体であり、ここまでくると生物と非生物の区別もなくなってくる。 そして、分子は原子から成ってい…

テーマ「うらおもて」・・・4

おはようございます。 唯物論的な考え方が優位であれば、私たちの身体も単なる肉体になり下がってしまう。 その肉体は、60~70兆個の細胞から成り立っている。 あまりの数ゆえ、この事実は漠然とした数字として受け止めがちである。 しかし、改めて考え…

テーマ「うらおもて」・・・3

おはようございます。 今回のテーマは「うらおもて」ですが、このテーマをはじめに聞いた時に脳裏に浮かんだのが、橋本敬三先生の唯心的な生命観、世界観でした。 この独特な生命観、世界観は、三浦寛先生が修行時代に、折に触れてよく話されていた事なのだ…

テーマ「うらおもて」・・・2

おはようございます。 お正月にあたり、誰もが年神様を快く迎え入れている事と思います。 暮らしの様式が変わり、昔のような風習が見られなくなっても、お正月や年神様を祝う気持ちは変わっていないのではと思います。 正月を祝う気持ちがあれば、年神様は一…

テーマ「うらおもて」・・・1

明けましておめでとうございます。 本年も東京操体フォーラム実行委員リレーブログをどうぞ宜しくお願い致します。 今週は友松の担当となります。 テーマは「うらおもて」ということでリレーしています。 今日は元旦。 元旦は一年のはじまりであり、一年のは…

テーマ山・・・7

おはようございます。 日本は四方を海に囲まれた島国であり、その国土の大半を占めるのが大小の山々。 そして、大小の山々それぞれが宝の山。 宝の山といっても、そこに埋蔵金が埋まっているわけではない。(埋まっているかもしれないが) 山は、その気候風土…

テーマ山・・・6

おはようございます。 私は、月に何度か湘南新宿ラインを利用して、東京まで出かけている。 大抵は日曜日で、朝の7時10分ぐらいに新宿駅で3分ぐらい停車してから渋谷方面に向かう電車を利用している。 新宿駅でよく見かけるのが、登山服姿のシニア世代の…

テーマ山・・・5

おはようございます。 日本三大奇景の一つとされている妙義山は、今日もゴツゴツとした岩肌をさらしつつも、やさしく周囲を見渡しているように感じられる。 妙義山 - Wikipedia 以前、操体の学びの同志の方が、こちらに尋ねてこられたことがあった。 その時…

テーマ山・・・4

おはようございます。 まわりの、なだらかな山々を見渡すと、鉄塔や送電線が増えたと感じる。 スマホも5Gの時代だというし、自動車だって電気自動車が増えてきているし、電波や電力の供給の為には、それだけ必要なのかもしれない。 山の景色を写真に撮った…

テーマ山・・・3

おはようございます。 先月までは青く見えていた浅間山も、暦が進んで霜の降りる時季になれば白くなり、青い空のなかで一際その存在感をはなっています。浅間山(wikipedia) 傍で、ぽつんと浮かぶ白い雲はご愛敬。 まわりの低山も少しづつ紅葉が始まり、素晴…

テーマ山・・・2

おはようございます。 ふと、遠くを眺めれば、そこに山々があった。 遠くの山々は高く青く、空の青とも上手く調和しながら、その輪郭は何か神々しさがあるようにも感じられる。 遠くの山が青く見えるのは、空気と光が関係しているという。 山との距離が遠く…

テーマ山・・・1

おはようございます。 実行委員リレーブログ、今週は友松の担当となります。どうぞ、よろしくお願い致します。 今回のテーマは「山」ということでリレーしております。 私の住むところは、関東平野の端の方に位置していまして、四方を眺めれば必ず大なり小な…

テーマ「海」・・・7

おはようございます。 海は地球の表面の70%を占めているという。 数字でみても、海は広い。 しかし、この数字は地球の表面積に対する海の割合であり、質量となると地球に対しての海水の割合は0.02%くらいになってしまうという。 陸で生活を営む小さ…

テーマ「海」・・・6

おはようございます。 海は大きく、広く、そして深い。 陸から見ているだけでは、その大きさや広さはわかっても、深さは潜ってみなければわからない。 私はスキューバダイビングをやった事は無いが、話を聞くと陸の世界にはない素晴らしさがあるという。 し…