おはようございます。
健康を基から調えていく。
今、健康だと思えている状態を保つだけではなく、誰もが積極的に健康の基から調整して健康増進へも、つなげていける。
それが可能なのも真の健康学であり、操体。
みんなそれぞれ個性の差というものがある。
何かしらの持病がある、それも個性であろう。
今、巷にあふれる健康法、健康食品というものは、その効果もうたうが個人差がある事や、何か異常があった場合は医師に相談して下さいという説明も付け加えられる。
誰にでも効果があるものというのはない。
なぜ無いのか。
それは、生命体としての生存に於ける必須条件についての考察がないからであろう。
人間、この生命体は誰もが環境の中で、息をし、飲食し、動き、想う、という活動を営みながら生命エネルギーの入出力を行って生きている。
個性の差を考慮する前に、誰にでも共通するこの生命体として必須の生命活動を、どうすればバランスのとれたものにしていけるかを考えてみる必要がある。
環境の中での生命エネルギーのバランス収支がとれているほど健康なのだから。
その上で、真の自分の個性を発揮していく。
「息」「食」「動」「想」と「環境」とのバランス。このバランス現象からは、生きている限り逃れる事はできない。
どんな人も、このバランス現象を基として生かされて生きている。
ここに注目し、誰もが自分自身で積極的に健康の基から正していけるというのが、操体の提唱する健康学なのである。