東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

体験その2

最終日の七日目にして、平成23年最終日です。よろしくお願いします。 昨日の続きですが、手術後の痛み対して僕自身がどのように対処・対応したのかについて書きたいと思います。手術後のからだは痛みによって、身体運動の法則(重心安定の法則・重心移動の法…

体験その1

六日目です。よろしくお願いします。 明日で平成23年が閉じようとしていますが、今年一年も忙しく、時間が1日24時間では足りないくらいの感覚を感じるくらいの生活を過ごさせて頂きました。自分自身、からだが限界を感じているなという感覚を感じながらも、…

第二分析

五日目は、「楽な動きではなく、身体運動の法則(重心安定の法則・重心移動の法則・連動の法則・呼吸との相関性・目線との相関性の3法則と2相関性)に基づき、ひとつひとつの動きに対して快適感覚の有無をからだにききわけさせる動診(診断)と、快適感覚がき…

「快」について

四日目は「快」について考えたいと思います。よろしくお願いします。 二日目のブログにも書きましたが、痛み(特に鈍い鈍痛)は大脳辺縁部で記憶されることがあるだけでなく、脳内で痛みという感覚をつくりだしてしまうこともあるようです。この脳内の痛みを…

第一分析

三日目は、「楽な方向、動きやすい方向に可動極限まで動かし、2〜3秒たわめて(動きをとめる)瞬間急速脱力させる」これを第一分析と呼んでいます。本日は第一分析の機序について書きたいと思います。よろしくお願いします。 第一分析での動きは、前後・左右…

「楽」について

二日目は「楽」について、考えてみたいと思います。よろしくお願いします。 皆さんは「楽」という言葉をどのような時に使いますか。きっと「楽」という言葉の使い方を考えれば、答えはきっとでてくるはずです。 「治療前より楽になった」、「右に動くより左…

今回のテーマは「楽」と「快」

今日から一週間は佐助の担当となります。今回はブログのテーマとして、「快と楽の違いについて」というテーマをいただき、平成23年を締めくくる一週間を僕とお付き合いよろしくお願いします。 皆様はこの一年をどのように過ごしましたか、今という時間を大切…

和敬静寂

和敬静寂 沢庵和尚の訓え この世の人 客に来たと思へば苦労もなし 心にかなひたる食事にむかひては よき馳走と思ひ 心に叶はざる時も 客ならばほめて喰はねばならず 夏のあつさをもこらへ 冬の寒さをも 客ならばこらへねばならず 孫子兄弟も相客とおもへば仲…

わからないからやる

わからないからやる 生まれて来たからには、自分、自分を取り巻く環境、社会、世界、森羅万象、全てを知りたい、という欲求が湧いて来るのは当然であろう。 それを全部満たそうと思えば、一生では足るまい。二生も三生も必要となるだろう。 「わからないから…

懲りない

懲りない 『人はしばしば結婚してから失恋するものである。結婚とは恋愛が美しい誤解であったことへの惨憺たる理解である。結婚は恋愛への刑罰である。しかし、すべての人間が受けなければならない刑罰であるから、これに耐えることが必要である。 亀井勝一…

己になる

己になる「岡本太郎は生まれたときから岡本太郎だったわけじゃない。決意して、覚悟して、岡本太郎になったの。太郎さんだって、ほんとうは、弱い、普通の男の子。だけど歯を食いしばって、最後まで岡本太郎をやり通した。きっと辛かったと思う。でも、けっ…

コンチクショウ!

コンチクショウ! 一方で、最初は好きでもない事だったが、それしかなくて必死で生きて、一所懸命となって一代を築かれた人がいる。 「すきやばし次郎」の小野二郎さんである。 「コンチクショウって気持ちなんでしょうねえ。割烹旅館へ奉公に入った時から周…

好きこそものの上手なれ

好きこそものの上手なれ 『人の一生はみじかいのだ。おのれの好まざることを我慢して下手に地を這いずりまわるよりも、おのれの好むところを磨き、のばす、そのことのほうがはるかに大事だ。』 司馬遼太郎 「峠・上」より 自分の好きな事を見つけられて(そ…

ああ人生に涙あり

ああ人生に涙あり TVドラマ「水戸黄門」の主題歌 人生楽ありゃ苦もあるさ くじけりゃ誰かが先に行く 後から来たのに追い越され 泣くのがいやならさあ歩け 楽は苦に対する相対的なものである。 この詩は、山あり谷ありの人生をコンパクトにまとめた秀逸な作品…

「快」が教えてくれた事〜その2〜

今までの総括になるのだが、人間は楽な生活よりも快適な生活を送る方が良いと思うので(もしかすると中には楽が良いという人がいるかもしれませんが‥)意識を楽ではなく気持ち良くという快に意識を向ける必要がある。 私自身は普段から快適な生活を送る為に…

「快」が教えてくれた事〜その1〜

7,8年位前に三浦先生から「水は答えを知っている」(著者 江本勝 サンマーク出版)という一冊の本を頂いた。 この本では「愛」や「バカヤロウ」といった言葉、文字を水に見せてそれを結晶にし、そのデータを基に言葉の波動を説くという内容なのだが、私は臨…

「原始感覚は快を求めている」

今日は『原始感覚』について触れていきたい。あるサイトで「原始感覚とはなんだ?」とあり、そこには「縄文や原始の感性を今一度、現代生活に取り込むことで自然と共に生きていく術を取り返す」と書いていた。これは言い換えれば「物が豊かになった現代から…

「楽と快の違い 〜その4〜」

昨日書いたように「楽」と「快」では操者と患者の「意識」のベクトルが大きく変わってくるのだが、今日もその違いについて図を交えながら書いていきたい。 横の図は第二分析における操法(気持ちの良さを体に聞き分けられた時からが操法)に入ってからの患者…

「楽と快の違い その3」

私は楽と快を次のように表現する。 「楽」=自我(欲) 「快」=(心と体の)調和では、何故このような表現をしたのかを説明していくと操体法には知っている方も多いと思いますが、第一分析、第二分析、第三分析‥‥といったように数々の分析法がある。有名な…

「楽と快の違い その2」

昨日の続きになりますが「楽は表現出来て快は表現出来ない」理由を追っていきたい。私は中学や高校生の頃、「気持ちが良い」という言葉を口にするのに抵抗があった記憶がある。幼少の時は気持ちが良い事に対して素直に表現出来たのだが、年を重ねるに連れて…

「楽と快の違い その1」

こんにちは。だいぶ寒くなってきましたね。 昨日までの三浦先生のブログは奥が深くて面白かったです。 あの写真に「快」の本質があるように思えました。私はまだあのような表現は出来ませんが自分の体を通して学んだ「楽と快の違い」を一週間書いていきたい…

楽と快(7)

快ハからだニキキワケレバワカルノニ 自分ニキキワケヨウトスルカラワカラナイ 快ハ調和ト愛デアル、ツマリ太極ノ意志ノ発動デアル

楽と快(6)

快ハからだカラ求メラレテクル要求デアリ、楽ハ患者ガ求メテクル欲求デアル 楽ハ妄想ヲトオシ、快ハ本質ヲトオス

楽と快(5)

楽ヘノ問イカケハ操者ガ治ス欲求ヲ満タシ、快ヘノ問イカケハからだガ治ス要求ヲ満タス

楽と快(4)

楽ハ干渉シテクルモノ、快ハ干渉シナイモノ 楽ハビフテキのヨウナモノ、快ハ呼吸のヨウナモノ

楽と快(3)

楽ハ相対的基準ナリ 快は絶対的基準ナリ 楽ハ欲性ナリ 快ハ必要性ナリ 楽ハ肉体的相続 快は神性ヲ相続スル

楽と快(2)

楽ハ人間意識 快ハ生命意識 楽ハ横軸のスピン 快ハ縦軸のスピン 楽ハ現象デアリ 快ハ空間デアル

楽と快(1)

楽ハ相対的基準ナリ 快ハ絶対的基準ナリ

楽な考え

一年は早い、気が付けばこのブログも私の順番は今年最後のブログになる。小学生の頃から読書感想文が死ぬほど嫌いだった私が、この様な文章を書いていると分かれば、草葉の陰で小学校時代の担任も喜んでいると思う・・・では最終日、本題に入ります「人間は一茎…

お犬様とお猫様

「快適感覚」とはまさに「原始感覚」のことですが、原始感覚の申し子と言えば動物諸氏です。我々の身近に居るところで言えばワンちゃんかお猫様が代表選手だと思います。 皆さんはどちらがお好きでしょうか?個々に好みはあるでしょうが、操体に興味がある方…