東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

半蔵(はんぞう)

海 4)

「長江は、やがて海に出会う」 「生命は、海から生まれて海に還る」 「シャケは、生まれた川から海に出るが、やがて遡上して故郷へ帰る」 などの表現にも見られる様に、海は地球上の大きな循環の中心にあります。 2022年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sota…

海 3)

ドビュッシーに「海」という作品があります。北斎の「神奈川沖波裏」からインスピレーションを得て書いたとされています。内容は、彼が子供の頃から触れて来た海に対するイメージなのだそうです。 私は、彼の作品の中では「小舟にて」という小品が好きです。…

海 2)

急に海を見たくなって、思い立って、海へ行く。 海辺へ行くと落ち着くという人は多いと思います。 波のリズムに合わせて呼吸をしてみると、忘れていた何かが蘇るのでしょう。 2022年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum (フォーラム案内) 2022年秋…

海 1)

※東京操体フォーラム実行委員ブログ、テーマは引き続き「海」です。 海は広いな、大きいな月は昇るし、日は沈む 春の海 ひねもすのたり のたりかな 海は、ずっと眺めていても飽きないものです。 2022年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum (フォー…

治癒 7

人は何かを背負って、この世に生まれて来る。 「癒す」とは、その人の人生の課題である。「癒える」とは、生の苦しみから解放されることである(多くの人は、死の時を待たねばならない。希に、人生の途上でそれに至る人がいる。その人を、悟った人、覚者と言…

治癒 6

解剖学者 三木成夫先生は、 「「内臓不快」-これが人間苦の究極の“引き金”だ」(「内臓とこころ」23p) と語っておられます。 内臓とこころ (河出文庫) 作者:三木 成夫 河出書房新社 Amazon 「これはものの本質をついていると思います。なにもむずかしい…

治癒 5

人は、どんな時に治るのか? という問いに対して、アンドリュー・ワイルは、 ・治療者が、その治療法を信じていること・患者が、その治療法を信じていること・お互いが信頼し合っていること を挙げている。 Placebo効果という言葉があるが、治療が、技術を施…

治癒 4

「癒し」の状態を音楽にするとどうなるか 例えば、 ユーミン 「やさしさにつつまれたなら」 カーテンを開いて静かな木漏れ陽のやさしさにつつまれたなら きっと目に映る全てのものはメッセージ

治癒 3

東洋医学では、「未病」と「已病」という言葉を使う。 未病とは、病気になる前の不調を訴える時期である。この段階で治す医者を「上工」と呼んでいる。 これは、予防医学や健康医学と言われるものに相当する。 已病とは、病気になった状態である。この段階で…

治癒 2

癒しは、その対象との触れ合いと交流によって生ずる。 人、物、自然、芸術、イベント・・・etc。 触れることにより、共感・共鳴・共振する時に起こる。

治癒 1

※東京操体フォーラム実行委員ブログ、テーマは引き続き「治癒」です。 人はどういう時に「癒された」と感じるのであろうか。それは、生命力が減衰した状態から、賦活された時ではないか。 海へ行って潮騒を聴き、潮風に吹かれた時。山に入って、樹木の気に包…

少子化

人口減少の問題は、子育て支援や、待機児童の解消、男性の家事育児への参加等だけで解決できる問題ではないと思います。 そもそも、この社会環境の中で、若い世代が子供を生み育てるという欲求が減退しているのではないでしょうか? 偉い人達は、その辺りの…

時代

どんな人間も、時代という環境の制約を受けない者はいないと思います。 それぞれの時代に、良い条件も悪い条件もあります。それぞれの時代に、生きる苦労はあります。 現代を生きる者に出来る事は、今を楽しみ、未来を生きる者を支援することです。 正しいか…

ホイヘンスの振子

振幅の異なる2つ以上の振子(柱時計、メトロノームなど)を同じ空間に置いておくと、やがて同じ振幅になります。 人間も同じです。同じ空間で生活したり、仕事をしたりしていると、だんだん同調してきます。 自分にとって居心地の良い場所を大事にしたいも…

桂枝加芍薬湯

漢方薬の世界では、桂枝湯は、「衆方の祖」と呼ばれ、様々な薬方の基礎となるもの、とされています。 この方は、元来は、虚弱な体質のタイプの人が風邪を引いた時の初期に飲む薬です。病邪が体表近くの比較的浅い部位に在る場合に使われます。 その桂枝湯の…

四季と四時

温帯モンスーン気候の日本においては、一年に四季があります(最近、それも少し怪しくなって来ましたが)。 それと同じ様に、一日の中にも四時というものがあって特定の臓腑の活動が活発になったり、低調になったりする時間帯があります(子午流注)。 最近…

エピジェネティクス

遺伝子に刻まれた情報が、そのまま翻訳されるのではなく、環境要因によって動的に変化する、という考え方です。 ほど良いストレスが加わる環境があれば、遺伝子の働きが少し修飾されて、体や心の働きの変化として現れる、というものです。 東洋医学では、先…

土地柄

※ブログテーマは引き続き「環境」です。 人間は、気候・風土の産物です。 そこから、言語、文化、習俗が生まれます。 それらは、いかに社会が変化しても、身体の中に染み込んでいるものです。 お互いに相手をよく知り、認め合いたいものです。 育った環境を…

7)守・破・離

「師を超えて、はじめて同格」という言葉があります。その裏には、「師と同じであることを許さず」という意味が込められています。 師と弟子とでは、生きる時代が違う、社会情勢が違う、個性も違う。仕手の感性で、「現代にup dateしなさい」、「師のものを…

6)人間を育てる

人間が人間を育てることなど、出来ないと思います。人は、自発性により 育つ のです。 先人は、環境を整えて、後人にやらせてみるしかないのです。間違っても、その人(子)の人生に触ってはいけません。 自分の花を咲かせるのを、着かず離れず見守るのみで…

5)師の修行、弟子の修行

いい親子、師弟、上司部下、先輩後輩には、「学び」と「成長」があります。 先を歩いているか、後を歩いているかの違いはありますが、より良く生きるための共同研究者なのです。親とか、師とか、上司とか、先輩とかいうのはタイトルなのです。役割(機能)を…

4)家庭と社会

師弟関係(上下関係)を家庭や社会に持ち込んだら大変です。戦前の軍国主義の時代は、これを国家運営に用い、戦後の高度成長の時代は、これを企業経営に使いました。 欧米へのキャッチアップのためには、仕方がなかったのでしょう。そして、家庭では、戦前も…

3)止掛塔

禅の道場の玄関には、この言葉が掲げられています。 若者用語のシカトする(無視する、仲間外れにする)の語源の一つとされています。 修行を希望する者は、入門を拒否されるところから始まります。そこから所定の儀式を経て、厳しい修行が始まります。 そし…

2)師弟

師匠は、弟子に自分の価値観や美意識を(意識的、無意識的に)押し付けます。 弟子は、それを皮膚から染み込ませていきます。 それは、芸道の世界では、今も昔も当たり前の事です。 そうして、弟子が師匠の周波数に完全にチューニング出来た時に、ようやく「師…

1)修業と修行

「修業」とは、何らかの学問・技術を仕込むことであり、始まりがあって終わりがあります。 「修行」とは、生き方(死生観)にかかわることであり、意識された時が始まりであり、終わりはありません。 2022年春季東京操体フォーラムのご案内です。 www.tokyo-…

植物七日目

植物は人を傷つけない。 陽を取り合う生存競争はあっても、共存する。過剰に奪い合うことはない。

植物六日目

部屋に一つ観葉植物があると潤いをもたらしてくれる。空気を変えてくれる(炭酸同化の話ではない)。 無機的な空間に、命が居る。それだけで、ありがたいのだ。植物は動かない、何も語らない(いや、本当はそんなことはない、何かを発しているのだろう)。 …

植物五日目

最近では、SDGsが提唱され、「地産地消」が謳われている。古くは、「身土不二」という言葉もあった。 それにしても、植物は偉い!昔からずっと自給自足だ。 「一所懸命」で生きて来た。

植物四日目

草いろいろ おのおの花の手柄かな芭蕉 それぞれの花が生き抜いて、只今そこに咲いているのです。研究者によれば、すべての生物は、No.1になれる自分だけのonly 1のポジション(居場所:生態学用語では「ニッチ」)を持っているのだそうです。 そこを見つけて、…

植物三日目

人間においては、その仕事(実績)を評価するのは他人幸せを決めるのは自分 評価をしてもらうのは、動物系による活動・表現の産物それを支えているのは、植物系によるロジスティクス幸せを決めるのは、ハラワタ感覚 『孤独のグルメ』を見ていると、なるほど…