東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

半蔵(はんぞう)

土地柄

※ブログテーマは引き続き「環境」です。 人間は、気候・風土の産物です。 そこから、言語、文化、習俗が生まれます。 それらは、いかに社会が変化しても、身体の中に染み込んでいるものです。 お互いに相手をよく知り、認め合いたいものです。 育った環境を…

7)守・破・離

「師を超えて、はじめて同格」という言葉があります。その裏には、「師と同じであることを許さず」という意味が込められています。 師と弟子とでは、生きる時代が違う、社会情勢が違う、個性も違う。仕手の感性で、「現代にup dateしなさい」、「師のものを…

6)人間を育てる

人間が人間を育てることなど、出来ないと思います。人は、自発性により 育つ のです。 先人は、環境を整えて、後人にやらせてみるしかないのです。間違っても、その人(子)の人生に触ってはいけません。 自分の花を咲かせるのを、着かず離れず見守るのみで…

5)師の修行、弟子の修行

いい親子、師弟、上司部下、先輩後輩には、「学び」と「成長」があります。 先を歩いているか、後を歩いているかの違いはありますが、より良く生きるための共同研究者なのです。親とか、師とか、上司とか、先輩とかいうのはタイトルなのです。役割(機能)を…

4)家庭と社会

師弟関係(上下関係)を家庭や社会に持ち込んだら大変です。戦前の軍国主義の時代は、これを国家運営に用い、戦後の高度成長の時代は、これを企業経営に使いました。 欧米へのキャッチアップのためには、仕方がなかったのでしょう。そして、家庭では、戦前も…

3)止掛塔

禅の道場の玄関には、この言葉が掲げられています。 若者用語のシカトする(無視する、仲間外れにする)の語源の一つとされています。 修行を希望する者は、入門を拒否されるところから始まります。そこから所定の儀式を経て、厳しい修行が始まります。 そし…

2)師弟

師匠は、弟子に自分の価値観や美意識を(意識的、無意識的に)押し付けます。 弟子は、それを皮膚から染み込ませていきます。 それは、芸道の世界では、今も昔も当たり前の事です。 そうして、弟子が師匠の周波数に完全にチューニング出来た時に、ようやく「師…

1)修業と修行

「修業」とは、何らかの学問・技術を仕込むことであり、始まりがあって終わりがあります。 「修行」とは、生き方(死生観)にかかわることであり、意識された時が始まりであり、終わりはありません。 2022年春季東京操体フォーラムのご案内です。 www.tokyo-…

植物七日目

植物は人を傷つけない。 陽を取り合う生存競争はあっても、共存する。過剰に奪い合うことはない。

植物六日目

部屋に一つ観葉植物があると潤いをもたらしてくれる。空気を変えてくれる(炭酸同化の話ではない)。 無機的な空間に、命が居る。それだけで、ありがたいのだ。植物は動かない、何も語らない(いや、本当はそんなことはない、何かを発しているのだろう)。 …

植物五日目

最近では、SDGsが提唱され、「地産地消」が謳われている。古くは、「身土不二」という言葉もあった。 それにしても、植物は偉い!昔からずっと自給自足だ。 「一所懸命」で生きて来た。

植物四日目

草いろいろ おのおの花の手柄かな芭蕉 それぞれの花が生き抜いて、只今そこに咲いているのです。研究者によれば、すべての生物は、No.1になれる自分だけのonly 1のポジション(居場所:生態学用語では「ニッチ」)を持っているのだそうです。 そこを見つけて、…

植物三日目

人間においては、その仕事(実績)を評価するのは他人幸せを決めるのは自分 評価をしてもらうのは、動物系による活動・表現の産物それを支えているのは、植物系によるロジスティクス幸せを決めるのは、ハラワタ感覚 『孤独のグルメ』を見ていると、なるほど…

植物二日目

植物は、四季を知らせてくれる。 春は新芽、夏は深緑秋は紅葉、冬は枯木立 最近は、気候変動のせいか、その巡りが少し変調している。暦(の二十四節気)が形骸化しない事を祈っている。文化とは言葉である。 文化は気候風土によって醸成される。そこで育まれ…

植物1日目

解剖学者の三木成夫先生は、東京芸術大学での授業の時に、動物のぬいぐるみを使って、「動物を裏返すと植物になり、動物の体内には、植物的な世界がある」ということを伝えたそうです。 このぬいぐるみは、つまんで靴下を裏返すようにして、くるっとひっくり…

アートについて 7

昔から、音楽の本やレコード・CDのライナーノーツを読んでいて気になる事がありました。 アーティストのプロフィールを見ると〇〇音楽院主席卒業と書かれているものが多いのです。先年、その疑問が解けました。 ある本で読んだのですが、ウィーン音楽院のVio…

アートについて 6

Artは、芸術家だけがやる事ではありません。 職人さんは、ルーティーン・ワークをこなすのみではなく、機能的な道具や物品を作るプロセスで、それらに備わる美を生み出して来ました。 柳 宗悦さんは、「用の美」と言いました。 芸術家は、素材を使う(働きか…

アートについて 5

作曲家は、創造者であり、演奏家は、再現芸術家と言われます。 その昔、古典派(ハイドン・モーツァルト)の時代の頃は、音楽は作曲家の自作自演だったということです。 当時のポピュラー音楽のシンガーソングライターだったのです。 時代は下って、シェーマ…

アートについて 4

ハイドンは、弦楽四重奏曲と交響曲の様式を確立した人とされています。 後代の作曲家は、その様式に倣おうとして苦労し、自分のスタイルを見つけて逸脱して行きました(それが、音楽史を前へと進めました)。 時代が違う、社会が違う、聴衆の求めるものが違…

アートについて 3

「ブリコラージュ」という言葉があります。フランスの人類学者 レヴィ=ストロースが用いて以来、世界的に使われる様になったと言われています。意味するところは、「ありあわせの道具材料を用いて自分の手でものを作る」ということです。 Scienceのように概…

アートについて 2

日本的なものとは何か、と長年考え続けて来ました。 それは、外来のものを受け入れて同化させながら変化する、というところにあるのではないかと思います(考えてみれば、細胞の活動そのものじゃないですか)。 文化的イノベーションは、異文化との接点で起…

アートについて 1

誰にも出来る(可能性はあるが)、そう簡単に出来るものではないものがArtです。 ある時代の社会にはArtistは、一定限度しか必要とされません。文化の旗手として人々をinspireする希少価値のある存在です。 Scienceには、客観性・再現性・公共性が要求されま…

魚類では、

魚類では、腹部の肝臓・胃・脾臓は、上から下へ順に並んでいますが、人間では、右から左へと並んでいます。これは、胎児の時に発生のある段階で、内臓が心臓を中心に左回りに回旋するからだそうです。 だから、人間は本来左右非対称な生き物なのです。 解剖…

東洋医学では、

東洋医学では、昔から難経に示された、左肝の問題が臨床家を悩ませて来ました。肝臓は身体の右側に在るのに、どうして腹証としての反応は左に出るのか、という問い掛けです。 これに対し、長野 潔先生は、「左天枢の反応は、肝門脈のうっ血である」との見解…

やまとことばの

やまとことばの「みぎ(右)」は、「みなみ(南)」を意味し、「ひだり(左)」は「きた(北)」を意味するものだそうです。 右を南に、左を北に向けると、東が正面になります。この考え方では、東に向いて立つのが自然な身体方位であるとされています。東は…

陸上競技のトラックは、

陸上競技のトラックは、左回りに走るように決められています。これは、心臓が身体の左に在り、それを中心に回る方が走りやすいからだとされています。 競馬では、右回りも左回りもあります。馬に訊いてみないと、どうなのかわかりませんが。 バイクに乗る時…

海外旅行では、

海外旅行では、東回りコースの方が、西回りコースより時差ボケが少ないと言われています。これは、地球が西から東へと自転しているから、それに順のコースの方が身体に負担が少ないからだとされています。 これは、北極から見れば左回りですが、南極から見れ…

卐と卍

左まんじは、変化、革新を、右まんじは、安定、保守を意味すると言われています。 一対、ペアであるべきもので、両方とも必要なものです。 仏教では卍を使い、寺院を示します。

左回りは上昇し、右回りは下降する

※テーマは引き続き「ひだり」です。 ヘリコプターが上昇する時には、左回旋をとるといいます。 日常でも、ラセン階段や立体駐車場への通路は、上りが左回り、下りが右回りになる様に設計されています。

7, 文化として

西洋医学は、「物」の医学(人体を構成するパーツに着目)です。 東洋医学は、「気」の医学(部品を動かすエネルギーに着目)です。 私は、東西医学は、協調し合って人類に貢献すべきであると思っています。 また、利用者の立場からすると、両者の良い所を取…