東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Pepper君

少し前、ロボットの Pepper君とコミュニケーションをとるチャンスがありました。 ★Pepper君と手をつなぐ?師匠。 伊勢丹メンズ館のサロン・ド・シマジに師匠と行った後、私がカメラを見るために、ビックロに寄ったんです。 私は割と「チャンスがあったらPepp…

不自然の自然。

こんにちは。畠山裕海です。 一週間よろしくお願い致します。 今回「次回のブログのテーマはどうしましょう」という相談を瀧澤さんから受け「う〜ん、歪み!」と決めてしまいました。 お付き合い下さっている皆様、ありがとうございます。 **** 最初に「…

ヒヨコとゆがみ おまけ

『私たちは、見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。 見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです』 (Ⅱ コリント 4:18) 見えるものは一時的で、見えないものは永遠ってのは、 さすがに聖書の言葉は奥深いですよ…

ヒヨコとゆがみ その6

『歪み整復法は、運動を分析して、原始感覚に忠実に、最快適運動を自ら行えばよい。 復原を「治療」という。「治癒」は自然が行なう』(生体の歪みを正す 橋本敬三論想集より) 復原を「治療」といい「治癒」は自然が行なう・・・橋本先生はやっぱり素晴らし…

ヒヨコとゆがみ その5

健康の大事なキーワードの1つとして血行をよくすることが挙げられます。 血液の基本的な役割は、新鮮な酸素とさまざまな栄養を個々の細胞まで届けて、 いらないゴミを回収すること。つまり、血管という道路網を使って、 からだの隅々まで必要な物資を運んで…

ヒヨコとゆがみ その4

ゆがんだからだというものがあるとするならば、 正しいからだや正しい姿勢というのはどういうものなんでしょうか? そして、正しいからだや姿勢というのは何を基準にして正しいんでしょう? いろいろな考え方があるのかもしれませんが、 人間は生きていると…

ヒヨコとゆがみ その3

夏休みもそろそろ終わりですね。 ウチのおぼっちゃまなどは相変わらず野球ばっかりですが、 こないだその野球のキャンプがあったんです。 野球のキャンプといっても川で泳いだり、山を歩いたり、 卓球やったり、バドミントンやったり・・・まぁいろんな遊び…

ヒヨコとゆがみ その2

以前に友人と釣りに行ったとき、よく釣れる流れ込みのポイントがあったんです。 そこでワタシが「ここよく釣れるじゃ~ん」なんて話してたら、 そいつが「さっきそこの上流でウ○コしてきたからなぁ~」なんて言うんですよ。 「なんだとぉ~!このサカナたち…

ヒヨコとゆがみ その1

今週は操体法東京研究会のヒヨコちゃんこと中谷の担当でございます。 一週間よろしくお願いいたします。 今回のブログテーマは「ゆがみ」ということでございます。 毎年この時期になると、セミがひっくり返っているのをよく見かけます。 ひっくり返って動か…

調和へ。

おはようございます。 2、3日前に新聞を見ていて、ちょっと驚いた事がありました。その見出しには「盆踊りは騒音?イヤホン利用や密閉空間の練習」という文字が躍っています。 盆踊りというのは、音楽や太鼓の音があって当たり前、それに合わせて皆で賑や…

睡眠によって。

おはようございます。 まだまだ日中は暑いですが、夜は随分と涼しくなってきましたね。コオロギの鳴き声も聞こえてきて、秋の気配すら漂ってきています。 昨日はよく眠れましたか? 猛暑が続いていたころは、布団に横になってもなかなか寝付けなかったりとか…

教育によって。

おはようございます。 ルカやマタイやマルコ、キリストの弟子達の書いた福音書の中には、このようなくだりがあるようです。 イエスに触れていただくために、人々は乳飲み子までも連れて来た。弟子たちは、これを見て叱った。しかし、イエスは乳飲み子たちを…

息によって・・・2.

おはようございます。 「息」「食」「動」「想」これらにかかわる「環境」。これらはすべてが鎖の輪の様につながっており、同時相関相補連動性であり、あるものが悪くなれば他のものも悪くなる性質と、あるものが良くなれば他のものも良くなる性質があります…

息によって。

おはようございます。 自己最小限の責任生活必須条件である「息」「食」「動」「想」この中で、一番蔑ろにされているのは、「息」ではないでしょうか。しかし、本当は一番重要であり、だから一番最初に位しているのかもしれません。 「息」つまり呼吸は、自…

感じとることから・・・2。

おはようございます。 私たちは、自然環境をはじめとする様々な環境と関わりあいながら、呼吸し、飲食し、動き、精神活動を行いながら、生命活動を営んでいます。 これらの生命活動をバランスよく営む上で、欠かせないのが、感じるということです。例えば、…

感じとることから。

おはようございます。 今週のブログは友松が担当いたします。 どうぞよろしくお願い致します。 暑いですね。晩夏の候、陽の暮れる時間は早くなったとはいえ、まだまだ暑さが堪えます。そういえば、昔はこの時期になると、むし暑さに対する不快指数という言葉…

ステージの下で

いままで「歪み」だと、感じていたものは ありのまま見つめてみれば、「変化」であった。 このありのまんまを診る、という姿勢は 操体の肝なのではないかと感じています。 至極シンプルで、簡単なようでいて この素直で謙虚な姿勢を身につけることは 何より…

営みの成績表

生前の橋本敬三先生には一度もお会いしたことはありませんが 書き残していただいた言葉を通して お会いしているような感覚になることがあります。 「生体の歪みを正す(創元社)」という厚みのある論想集を 何気なく開いてみると そのなかにこんなことが書い…

日常の「つい」

今日の朝は、雨の音で目が醒めました。 操体と出会う前、 例えば朝、目が醒めて今日のように雨が降っていたりすると 「あぁ、雨か…」と 残念な気持ちになっていたものです。 ある時、師匠に 「天気のことを悪く言うな」 と教えていただいたことがあります。 …

忘れられている呼吸

臨床の最中に、からだに起こっている「呼吸」の変化に ただただ魅せられることがあります。 それまでは小さく、浅く、隠れてしまっていたような呼吸の営みが まるで、水平線の向こうから静かに、ゆったりと よせてはかえす、波のリズムに見えてきたり、 吸気…

左右の差

左と右、その左右の形態的な「差」というものを できるだけなくしていくように 働きかけようとしていた時期がありました。 アタマのどこかで 臨床の「ゴール」を からだに現れている左右差の解消に据えて からだと向き合っていた頃。 もしかすると、からだに…

素材の味

「変化」というのは、余計な味付けをしていない 「素(ス)」の言葉だなあと感じています。 からだが変化する、そのこと自体に 「良い」も「悪い」もない。 からだはむしろ、「自然法則」という目には見えない規範に則って どこまでも素直に、生命活動を表現…

言葉の変化

おはようございます。 瀧澤さん一週間のブログありがとうございました。 岩手から届くきもちのよい風に変わって 今日から一週間、目に見える世界と目に見えない世界をいったりきたりしながら(笑) 寺本が担当致します。宜しくお願い致します。 今日の朝は聞…

ゆがみ~その7~

日、海の日に開催されました「操体マンダラ」にて 三浦先生から色紙をいただきました。 今年で四年目になりますが、毎回いただく色紙には その時、その時で自分自身にとって必要だなと思える言葉が やってきます。 しかも今回は事前に色紙に名前を入れず、誰…

ゆがみ~その6~

「感覚主体で臨床が通せる」 操体を学んで分かったことです。 分かったというより、からだを通して納得したと いったところでしょうか。 言葉にはっきりできないけど、たった今この瞬間からだ で感じていること。その中にからだが整うための道筋がある。 「…

ゆがみ~その5~

「こうしなければいけない」 という「きめつけ」を取っ払って「歪み」と向き合ってみる。 「きめつける」かわりに「ききわける」ことを通して 「からだ」と向き合ってみる。 そうすると 「からだの設計にミスはない」ということが見えてくる。 設計にミスが…

ゆがみ~その4~

「歪み」は一つの結果でもあるし、一つのプロセスでも あるように思えます。 硬組織だけでなく、軟部組織もあるおかげでポキッと折れずに 歪んで対応することができる。 感覚することができるから、今の状態が快か、不快か判断すること ができる。 健康と不…

ゆがみ~その3~

操体の臨床は「構造運動力学」に基づいています。 ですから、「構造力学」という「カタチ」だけを見て終わるのでは ありません。その「構造」が動くという、「運動力学」の観点も 入っています。 「構造」と「運動」を分けて考えるのではなく、一つのものと …

ゆがみ~その2~

いやあ、変わりました。 何が変わりましたかというと臨床の捉え方です。 つまり、「歪み」の捉え方。ひいてはからだとの向き合い方。 数週間前のブログで先輩のO実行委員が 「歪んでるから(こそ、それで)助かってるんだ!!」 と書かれていましたが、現在…

ゆがみ~その1~

文字だけでなく、行間や写真からも 香さんの思いが伝わってくる一週間でしたね。 今日から一週間は東北の空気を纏った瀧澤がお送りします。 早いもので故あって現居住地の岩手に引っ越してきてから 丸一年。 今夏は岩手も連日30℃を越え、 「去年の夏はもう少…